【1.中国の送電網】
ふと「中国の発電は石炭依存から脱却しようとしているが、
その場合、広大な国土で点在する太陽光発電や風力発電をいかに
効率よく配電するかが、肝になるのでは?」
と思いました。
それで、半分想像があたったのですが
国土西部に集中している大規模発電所から効率よく送電を行うため
中国では2017年以降、2020年にかけて
送電網に対する大規模投資が行われているようです
出所
https://www.jepic.or.jp/data/w10chna.html
5. 電源開発状況 より
【2.特変電工】
特変電工は、中国及び世界的なレベルで見ても電力伝送・変電装置の製造・販売の大手です。
よって同社は、送電網投資で
最大限の恩恵を受けそうなものですが
チャートを見ると
2017年にちょっとした山ができていますが
そこから2018年夏にかけてすごく値を下げ
いまはここ10年の最安値水準にあります。
業績を見ると確かに2017年は
営業利益成長が鈍化していますが
確実に利益を出していて
2018年も増益コンセンサスになっているようです
米中経済懸念で一緒くたにされて
下げ過ぎのような気がします。
妙味を感じました。
【3.米中問題はポジティブ?】
米中問題で貿易不活発という状況では中国は国内内需の活性化を志向するはずです。
国内電力事情への投資は
供給サイド、需要サイド双方の
レベルアップにつながる有益な公共投資です。
逆に米中問題が落ち追いた場合も
中国株全体の水準が見直されて
かつ、送電網投資は予定通り行われるでしょう。
つまり、どっちに転んでも
特変電工には再評価リバウンド余地が大きいと思います。
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