2017年9月30日土曜日

コラム:手足口病 for Adult


ツイッターでぼやいた通り、手足口病を煩いました。

大人に感染する確率はいろいろ書いてありますが
1~5%だそうで、私は日ごろから大人げないので
なるべくしてなった感があります。
でも、症状は子供にあらわれるそれではなく
大人用の、かなりえげつないそれです。

高熱が出て急患で飛び込んだ先は、オフィス街のなかであり
「酷い風邪だろう」と、ごく普通の診断をいただきました。
 (仕方のないことだと思います)
それで、そのあとやってきた症状は
「これはバイオハザードか?」と思わせるもので、

ネットで調べて、手足口病だと認識した次第です。
 (急患で飛び込んだ診療所に、数日後手足口病だと思うが
  処方された薬をどうしたらよいか聞きに行ったら
  ここは大人の病院なのでわからないと率直に言われた)

というわけで、不幸な後進がいないことを望みますが
その方がやはりネットで調べた際参考になるように
私を襲った症状について、書いておきます。


【発症とその後の推移】

・発症初日
ある日の夜、仕事の打ち上げで少し飲んだくらいしか普段と違わない夜、
風呂に入って出た瞬間に下から込み上げるような寒気に襲われ、
直後から自分で自覚できるくらいの高熱(39℃)が出て、頭痛を感じました。


・二日目
寝れたというか朦朧の中で迎えた翌日も、
引き続き39℃と頭痛があったものの、
市販薬服用で37℃台へ、頭痛も沈静化。

ところが昼にかけて全身の関節にきしむような痛みが強くなり
検温のところ40℃。急患で診療所にて風邪の診断。
解熱剤を中心に風邪薬を処方され服用しました。

その夜熱は平熱まで下がり、
最近の薬はよく効くなあと思いました。


・三日目
かなり早朝に目が覚め、焼き付くような喉の痛みを覚えました
つばを飲み込むたびに激痛。再び寝付くこともできませんでした。
それと、足の裏と手のひらに、ピリピリと痺れるような
感覚を覚えました。

喉の痛みから食事がとれない状況の中
特に足の裏全体が小さな豆だらけのような状況になり
都合、歩くと痛い状況になりました。


・四日目
喉の痛みは引き続きです。
足の痛みは悪化し、手足は赤い斑点に覆われました。

バイオハザードか?と思ったのはこの時点で
ネット検索をして、この症状の推移にかなりあてはまる
大人が罹患した手足口病の話が結構あり、
それでほぼほぼ状況を確信しました。


・五日目
喉の痛みは引き続きです。
手足の痛みは、ピークだったように思います。
手は、スマホのタッチで痛い状況でした。
足は、どす黒く変色しています。


・六日目
喉の痛みはピークアウトしたようです。
手足も、豆から概ねタコに移行し、痛くないです。
ただ、鼻水が出てるのと、咳が出るようになりました。


・七日目
手の指の赤い斑点は、だいぶ薄くなってきました。
ただかなり酷く咳が出るようになりました。
あと、おなかが緩いように感じます。


・八日目
実は現在進行形で、この記事を書いている現在
明日どうなっているか、今のところ分かりません。

====

【対処方法例】
基本的に、どうしても耐えられない症状は薬に頼りつつ
自然治癒をじっと待つしかないようです。
私としては、特に摂食と睡眠が困難になる
喉の焼けつくような痛みが、最大の苦痛と思います。

診察した医者がいうには
喉は風邪のようにまったく赤くない
ただし、水疱がたくさんできているといっていました。
これが原因です。

それで、初期のころはそれも受け付けられないかもしれませんが
夜寝付けない時、痛みへの生理反応かつばがどんどん出てきます。
これを飲み込むのがまた苦痛なのですが、

氷を舐めていると、唾液の分泌も和まされ
また、冷やされ痛みも和み、気が付くと眠れました。


【想定される感染源】
自分の子供としか思えませんが
彼の肌に赤い痕跡を見た記憶はありません。

ただ、私の発症のその数日前に
熱を出したように思います。
あまり目に見えて症状は出ないものの
キャリアだったのかもしれません。


【考察】
語弊を恐れずに言えば
動物園の小動物ふれあいコーナーには
遊び終わったら入念に手を洗うよう書いてあります。

主に病原体を保有する動物と緊密な接触により感染する
「動物由来感染症」には
→ 人も動物も重症になるもの、
→ 動物は無症状で人が重症になるもの、
→ その逆で人は軽症でも動物は重症になる病気など、
病原体によってさまざまあるようですが、

小さな子供というのは、ある面異生物と考えるべきかもしれません。
(当然、彼らにとっての大人も、ある面で脅威の異生物です)
手足口病において、喉の水疱は子供もいたいようですが
皮膚の赤いのは、ほとんどの場合痛くもかゆくもないそうです。


それと
大人という年齢に達しているにもかかわらず精神的に大人にならない男性を
ピーターパン症候群というそうですが、その治療には役に立つように感じます。
つまり彼が手足口病にかかったとき、
子供用のそれではなく大人向けの激烈な症状を味わえば
「私は子供ではないな」と深く思い知ることになるでしょう。

それにしても、ほぼ日替わりで新しい症状に襲われ
それぞれ相当に激烈で、率直にしんどいです。
流行期は夏場ということで
かかりたくない人は、注意に超したことはありません。

2017年9月27日水曜日

母子投資手帳>5.あさーい簿記のすすめ


個別企業への投資を検討する場合、
おそらく一番重要なのは、その企業の事業が考えている
想定需要、市場規模だと思います。
そして、市場主義経済では同時期に
同じような事業構想が思いつかれたたり
後追いで模倣されたりして競合が発生します。

想定される需要(数量)と競合環境に対して
その会社は
いかなる価格(単価)で望み費用(ヒト・モノ・カネ)を投下し
差分としての利益を生みだすのか?

一般の個人投資家がどの程度簿記の知識を
以って株式投資をしているかわかりませんが
勘定科目をなんとなく知っているとイメージしやすいです。
「個別にきちんと集計(勘定)してその状況把握したい項目」
だから、勘定科目という名前なのであって、
それはそのままキーワードなのです。


本当にざっくりとした言い方になりますが
・製造業であれば …
 売上高”数量×単価”
  ‐ 費用(材料費,労務費,水道光熱費,減価償却費,在庫棚卸高) 
  → 利益
・小売業であれば …
 売上高”数量×単価” 
  ‐ 費用(仕入高,販促費,給与,支払家賃,在庫棚卸高
  → 利益
・サービス業であれば
 売上高”客数×客単価”
  ‐ 費用(仕入高,給与) 
  → 利益
という利益創出のプロセスを想定できます。

例えば
 ・製造業で、材料費がなんでこんなに変わるんだ? とか
 ・小売業で、在庫をさばけていないんじゃないか? とか
 ・サービス業で、売上は横ばいだが人件費がコントロールできていない とか
 ・小売業なのに販促費が低い。ここに革新的ななにかがあるのか とか
を勘定科目を手掛かりにかなり想像することができ
投資判断ができるというわけです。

しかも、上場企業はルールで損益計算書というものを開示しないといけません、
損益計算書は、例えば1年間の売上と費用を一枚でまとめた書類です。
キーワード=勘定科目名ですので
想像したことを金額で確かめることができるのです。
これを、『財務会計』といっています。


それで、” ”のなか、例えば飲食業における売上高は
実事業活動では”客数×客単価”でもたらされます。
売上高は、財務会計上で明らかにしないといけないことになっています。
客数、客単価の開示義務はありません。

ただ、経営者はこれらを重要な指標としてモニタリングしています。
また、上場企業の多くが投資家向けに公開しています。
例えば、マクドナルドでいうと
 → 100円マックの投入で、客単価は落ちるけれど客数が増えて
   結果売上が上がれば基本的に○であるし
 → 高めの限定メニューを投入して客単価もあがって
   しかもプロモーションがうまく、話題性から客数も増えると◎
であるといえます。
このように財務会計の要素ではないが
経営上、重要な指標となるものを追跡するのが『管理会計』の部分であり、
ここが上手くいっていなければ、つれて財務会計は赤字になります。
事業の限界か、経営者の無能ということが理解できるのです。


実は簿記なんか知らなくても、中長期投資の場合
投資検討対象を考えるときは
基本利益構造を分解して、今後も有望か考えるわけですが
(デイトレードは、チャートから明日の値段を考える)
勘定科目とその意味する対象を知っていると
より直感的に「ピンとくる」というわけです。

もっとも、このような観点を概念として知っていれば
勘定科目が日本語で書いてあるので
その字義から、結構なことを推し量ることができます。

簿記は、仕訳の仕方から入ると、きっととっつきにくいですが
損益計算書を読み解いてみるから始めると面白いかと思います。

2017年9月23日土曜日

コラム:保険会社??


あまり書くと身元が割れそうなのと
守秘義務契約なんて結んでませんが
以下は憶測もあり、先方の名誉もあるとおもうので
具体名は出しませんが、

かねて申し上げているとおり
私は副業で貧乏サラリーマンをしております。
(本業は似非ファンドマネージャー)
そのサラリーマンとしての勤め先の代表電話に
保険会社から、私を名指しした電話がかかってきています
ということで転送を受けました。

代表電話にあてずっぽうの名字を言って
保険の勧誘をかけてくるとは、「ふてえこと」するなあと思いましたが
それでも、体よく裁いてやろうと思っていました。

しかし、要件は「ヘッドハンティング」だといわれて
「ふてえこと」を通り越し「呆れた」も通り越し興が乗って
「じゃあ、会うだけ会いましょうか」ということにしました。
(私は我ながら律儀なので、勤務日時とは切り離しました)

ただ、帰り道にいろいろスマホで
先方さんの基礎情報、IR、諸々ネット情報を見た結果
特に私の本業である似非ファンドマネージャーの観点からも
「これは、相容れない話だなあ…」と感じております。

===

【1.基本情報 先方ビジネスモデルの認識】

保険業界の全体的な潮流としては、
旧来型の保険外交員の人件費を
カットしたものがトレンドというように理解しております。
一方で
個々のブランドの特色は詳しく承知しておりませんでした。

先方さんを変えり道に、ちょっと調べた結果
真逆で訪問直販提案型であると認識しました。
(いやあ、お名前からはIT系でネット販売かとてっきり…
 …世間知らずでした)

テレビCMやネットで集客見込み発掘というのが主体の場合、
営業担当は基本案件は潤沢で
知識やクロージング能力を磨くことと思いますが

先方は情報を総合する限り、見込みも足で稼ぐスタイルで
ものすごく歩合給与の色合いが濃厚でようです。
結果、特に駆け出しは身内や交友関係から
契約獲得を目指すことなるようです。

ある意味、ヘッドハンティングはその周囲の
顧客を芋づる式に獲得する手段という意図も感じられます。


【2.先方の商品への感想】

先方の商品ラインアップをざっと見ましたが
営業スタイルに照らすと(をペイすることを想像すると)
これらを顧客毎にアクティブに組み合わせ、
高付加販売をする商品と認識しました。

私は、基本的には
 → 米国ETFであるVT(全世界株式へのインデックス投資)
 → 国債変動10年
を半々くらいストロングホールドしていれば
インフレにも経済成長にも低コストで追従できると考えています。

その意味で、アクティブファンドには懐疑的であるのと
類似の理由で、例えば、元本保証をうたう
長期の学資保険にも極めて懐疑的です。
契約時の額面と利回りが確約されていることは
一見安心に見えますが
社会情勢がインフレになったときは事実上、元本割れです。

したがって、保険を買うお金があれば
VTと国債10年を買うほうがよっぽど低コストだし
正味のリターンも期待できる。
というのが、おそらくインデックス投資家の多くが
概ね賛同する意見だと思います。


【3.まとめると…】

自分の営業力はよく分かりませんが、
 → 私が心から同意できない商品を
   (注:悪い商品とは言っていません)
 → 一族郎党やプライベートの関係者に売りつける
という図式になると認識しました。
そして、
 ⇒ 私は到底そこまでビジネスに徹しきれないだろう
という結論に至りました。

もちろん、販売に携わっている方の多くは
 → 自分が信じられる良い商品
 → 自身の提案フォローで良さを倍加し、適正価格で販売している
との認識だと思います。そこはまったく否定しません。
価値とは、受け止める人間の主観で決まるものです。


【4.付記】

もし、本当に自分が顧客メリットがあると確信できるものを
不特定多数の多くの方に知らしめて
購入いただくというビジネスに参画してほしい
ということだったら、触手は動くかもしれません。
(その結果、世の中で大人気で
 身内から欲しいといわれれば、それはよろこんで仲介します)

もしくは、同社でも商品企画として来てほしいということなら、飛び付くかも知れませんが。(超自惚れです)
しかし、私の存在なんざどこで見つけてきたのやら…

2017年9月16日土曜日

コラム:EV


コラムというほどでもありませんが…
以下の論点の記事をあまり見かけないので
こっそり私の意見を書いておきます。
(当たり前すぎて誰も書いてないのかもしれない
 それ以前にだれもこんな泡沫ブログ見てないけども…)

自動車について
 欧州
 インド
 中国
で国策としてEV推奨の流れとなっています。

さて、EVについて「全然エコじゃない」という
反論を時々見かけます。
いわく、自動車は排出ガスを出さなくなるが
電気を作っている発電所はガスを排出する。
発電所から自動車への充電までのロスを加味すると
トータルでの排出ガスは多くなるというものです。

単純計算上はそうなのかもしれませんが
これについて、私は「違うなあ」と思っております。


どういうことかというと、
現状は排ガスの発生源である自動車が
何千台何億台という形で拡散して走り回っている状況です。
それを統御するのは到底できないわけです。

一方で、発電所も世界でいっても数万程度のようです。
国単位では、数百機になるでしょう。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment/jisedai_karyoku/pdf/005_02_00.pdf
そして、それらは基本的に、動き回ったりしません。
この程度なら、各国がそれぞれ統御できるわけです。

ということは
各国は、発電所に対して、二酸化炭素回収技術など
を追求すればよい形となります。
 例:三菱重工の技術紹介
 http://www.mhi.co.jp/discover/earth/learn/ccs.html
これはかなり現実的な話のように思います。

少し違うかもしれませんが
IT業界おけるクラウド化というのは
ソフトウエアを拡散して
windowsのバージョンアップやバグ、法改正が発生したとき
手に負えないという状況の解決手段でもあるのです。
配信元を直せば、数万の利用者への提供が全部直るのです。


そういったわけで、私はEV化の潮流は
避けえない流れだと思います。

各国はEVを推し進めべく政策支援を行い
それを商機とする企業がたくさん参入して
現状のEVの課題として指摘されている
充電インフラの不足といった社会的なことも
充電時間や航続距離といった技術上のものも
現在各社が想定している時期より、
かなり前倒しで実現するだろうと考えています。

2017年9月13日水曜日

第34回:不動産投資


近頃会社にいると、電話にたまたまでた
個人向けと称する不動産投資関係のセールスの
電話をよく取ります。
昔からありますが、現在の低金利環境から
最近はとみに多いと思います。まず
かけてくる会社を間違っているんじゃないかと思っています。
(私が騙されていなければ、皆、私と同じ貧乏サラリーマンです)

それで、就業時間中に会社の電話ですから
本来のお客様からの電話もあります。
まともに取り合わず速やかに電話を切っておりますが
正味の私の意向としても、
不動産投資には以下の理由から触手が動きません。


【1.天災人災リスク】

日本というのは、地震火事雷オヤジというように
不動産の価値を減じるリスクばかりです。
 地震はくるわ、
 基本木造で燃えるわ、
 ゲリラ雷雨で水没するわ、
 隣人に危ないおじさんが越してくるとか
 そのうえ、ミサイルは飛んできそうだとか
到底買う気になりません。


【2.高齢化と人口減少】

価格は旺盛な需要に対応したほどよい供給で保たれます。
今日の日本では、空き家問題が言われています。

いまのところは古い空き家と、新築築浅物件は
別もので済んでいるかもしれませんが
景気循環として次回の不況時には新築・築浅・中古関係なく
供給過剰という本質から
強烈な価格下落に見舞われると思います。


【3.日本の住宅評価基準】

欧州では新築購入後の適切な改修の積み重ねが
中古になっても、新築以上の値付けをもたらす
そうですが、
わが国は制度としてそのようになっていません。

税法上は戸建てでは20年で価値がゼロです。
鉄筋マンションでは40年は価値があるそうですが
現実問題として、築40年のマンションでは
建物全体としての大幅改修や建て替えの原資ねん出が
問題になるわけです。


【4.私の結論】

現在中国人の皆様などから
日本の不動産は大変引き合いが強く
目先はそれなりに堅調かもしれませんが
地政学の不安定さや、大規模天災などをきっかけに
人気が急激に剥落する可能性があります。

たぶん地政学や天災要因では円高になりますから
人気剥落に円高が相乗して
不動産人気の下落に拍車がかかるでしょう。

それで不動産を現物で持っている場合
人気減退時に買い手がつかず
投げ売りすらできない可能性があります。

よって、目下の不動産動向に乗るなら
最新の不動産を、経営として手掛けている
上場企業の株か、リートを購入するのがいいとおもいます。

それでいて、10年超の長期投資を考えるならば
人口減少にともなう需要減退リスクが
ともかくも危険に感じられるわけです。

以上から、
自宅は持ち家にどうしてもこだわるというのはともかくとして
投資目的で不動産を手掛けるのは、
極めて危険だろうと考えています。


【※ご参考】

以前似た主旨で書いた私は賃貸派という記事です。
http://maddogdow.blog.jp/archives/46238489.html
j-reitについて
短期的には、割といい水準になっていると思ったりします。

2017年9月9日土曜日

第33回:逆指値注文


米国動向や北朝鮮動向で
最近の相場は乱気流に突入の感があります。

それで、過去の急落とその回復は
過去のチャートを見ると「レ」の字型に見えます。
墜ちるときはほとんど急転直下です。
そして、疑心暗鬼のなかじりじりと
平均回帰していくのが、
ほとんど普遍的な傾向のように思います。


そうであるならば、急落の危機が強く予想されるとき
中期保有のつもりで持っている利がいっぱい乗っている銘柄
例えば1000株持っているならば、
もし本当に急落してしまったら
900株を思い切って一挙に利益確定。

その後、どこが底になるかわからないけれど
週次で100株づつ時間分散して買い戻すのが
賢いと考えています。


それで、この急落を感知して自動的に売りを発動できるのが
逆指値注文で、大手ネット証券はほぼほぼ対応しています。
「もし、ある値段を下回ったら、成行でとにかく売ってくれ!」
ということができるのです。

現在、私は乱気流相場であることを踏まえ、
いくつか逆指値注文を仕掛けています。
その際、「ある値段」をどこに置くかということですが
私はテクニカルはほとんどわからないので
私は例えば過去6カ月のローソクの下値を線でつなげて
「この線を守れなかったら真っ逆さまのような気がする」
というように、結構テキトーなところを基準にはしています。


ひどく具体的な例を挙げると
私は正栄食品を800円台で買ってホールドしております。
東証一部指定替えの追い風もあり現在5000円。
日経平均のPERが15倍を下回る中
乾物とはいえ在庫リスクビジネスである食品製造に
PER30倍というのは行き過ぎかなと思っていて

4500円を守れなかったら
いったんはファンダメンタル関係なく
真っ逆さまかなとか、そんな感じです。


しかし…
私は相当惚れ込んで個別銘柄は買っているので
どこかで「売り約定されたくない」という思いがあって
ついついその線より下で「ある値段」を仕掛けてしまうのです。
正栄食品は4200円くらいで仕掛けています。

そんな感じなのですが、
最近約定してしまった銘柄がいくつかあります。
ひどく切ないような、ホッとしたような
なかなか複雑な心境です。

そして、いまは惚れていたその銘柄を
早く買い戻したいという衝動に駆られるのです。
これをぐっとこらえ
極力感情を捨て、機械的に買い戻していく
セルフコントロールが試されています。

相場は欲望と恐怖のゲームといわれますが
愛情に未練まで加わってなかなか大変なのです。

2017年9月2日土曜日

201708_月次レポート


【概況】

元本保全性(元本成長率)
 170.8%(前月比+2.4P)
当ブログにおける元本保全性は、月末時点の総資産評価額(円建て)を証券会社への純入金累計額(出金は相殺。売却益、配当等の再投資額は含まない。円建て)で割ることで算出しています。

配当等収益額(税抜、手取りベース)
 9,493円
月中に生じた、配当金、分配金、貸株金利受取等の税抜後の受取総額(円建て)となります。なお、期間中に発生した売却益は含まれません。

--ご参考--

ドル円レート
 前月末110.25円 → 今月末 109.9円
世界株式ETF(VT)
 前月末69.62米ドル(円換算7,675.6円)
  → 今月末69.61米ドル(同7,650.1円)
日経平均
 前月末19,925.18円  → 今月末19,646.24円


【月中の運用経過】

金融市場はトランプ及び
vs北朝鮮動向に振らされる展開となっています。
また、米国景況感、FRB動向の様子見ムードとなっています。

このような環境のもと、当ファンドでは
北朝鮮から遠い、南米、アフリカ、欧州の
パッシブETFを買い増し
月末の集計において
世界株、日本株に対し逆行高となりました。


【来月の運用方針】

北朝鮮がなにか仕掛けた際の
ネガティブ反応を拾いたく
8月につけた最安値を指値に
 → 1386 UBSETF欧州株
 → 1399 上場高配当低ボラ
 → 1555 上場豪州リート
 → 1566 上場新興国債券
を拾いたく考えています。

万一これを大幅に突き抜けて下落する局面があるとすれば
…ちょっと生命が危ぶまれる事態が起きている
のかもしれません。

平和あってのものだね と思う次第です。