2017年2月18日土曜日

第25回:貸株金利

当方では貸株金利収入はドラゴンクエストの
「しあわせのくつ」程度に楽しんでおります。

かねて告白のとおり、当方は
をストロングホールドしており
双方それなりに材料性豊かなので、貸株需要があるのか
ここのところ
日々2円程度を稼いでいただいています。
株式市場がクローズの
土日も金利収益計上されるので
60円程度の収益となっております。

コーヒー一杯分にもならず、
手持ちを全部ぶち込めばもうちょっと
稼げるのも事実なのですが
現状、「まあこんなものでいいや」と思っております。


【リスク:貸株は証券会社が潰れたらなくなる】

自身が所有している株式については
万一証券会社が潰れても、証券保管振替機構にて
分別された資産として保管されていて、保護されます。
この点は、銀行が破たんした場合、1000万しか
保護されないことより、はるかに安心です。

ただ、貸株については、
証券会社に資産を移すことになり
よって、証券会社が潰れた場合、保護されません。

私は楽天証券が証券口座のほぼメインになっています。
それで、楽天本体がある日いきなり潰れるというのは
結構より上位な社会情勢としても
よっぽどな状況だと思います。

金融市況が不調になり、子会社楽天証券が傾いた場合も
様々なテクニックで債務放棄など図ろうものなら
楽天グループ毎潰れることになるのは免れないと思います。

だから、いきなりドロンというのはあまり心配しなくてよく
楽天証券で貸株やっているヒトで心配性な人は
楽天が通期で赤字転落したとかがニュースになった際に
貸株を引きあげるくらいでよろしいかと思います。


【注意点:配当関連日に貸株を絡ませないほうがいい】

配当落日関係に貸株されていると
その配当は一回貸している相手に入って
それを経由して、満額自分のところに入ります。

ただ、例えば配当が1000円なら
本来課税は約20%200円で済むところ
貸株経由だと、最初の入金時点で雑所得800円の扱いになって、
ここからまた20%、160円が課税されます。

なので、配当落日に貸株を返却してもらい
これを回避するのがいいのですが、25日あたりが土日を
またぐカレンダーだったりすると、うっかり貸したままとなったりします。
(楽天証券だと、優待獲得優先という設定があって
 優待あり銘柄≒優待確定日≒配当関連日で
 ほぼ自動的にかわせるのですが、優待なし銘柄はNG)
よって、きめ細かい芸当ができない人には
率直にお勧めできません。


【メリット:もちろん貸株金利なのだけど・・・】

概ね東証一部安定銘柄の貸株金利は0.1%です。
例えば10万円程度の保有株で
貸株金利0.1%だと、日に0.3円位しか稼げません。

先ほど、よっぽどないとは言ったものの
楽天がもし非常手段に出れば10万円が消えるわけで
0.3円のメリットと、10万円消失可能性が万一あることを
考えると、この金利では貸す気がしないのです。

ただ、金利1%だと日に2円、
こうなると月60円と、まあ駄菓子は買える金額であって
この場合は、まあ楽天が潰れるようなのは
よっぽどだからという判断になって
「貸しとこうかな」と、一転して思ったりする次第です。

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