2021年12月31日金曜日

2021_年次報告書


 







はじめに

受益者(当ブログ閲覧)皆様におかれましては、平素当ファンド(ブログ)へのご支援誠にありがとうございます。このページでは2021年の当ファンド運用成績についてご報告申し上げます。

当ファンドの目的

  1. 安定した配当・分配収入の獲得
  2. 中長期的な信託財産の成長
  3. 魅力的な株主優待の獲得
  4. 隠れ端株優待の獲得

1.安定した配当・分配収入の獲得

当ファンドの2021年中の配当等収益額の獲得状況は以下の通りです。
  • 197,193円 … 内訳概要)国内ETF分配、日本株配当、貸株金利およびアセアン株式など日本円決済の税引後受取総額
  • $662.84 … 内訳概要)海外ETF分配および米国株配当金の税引後受取総額
特に一般NISA枠で保有の上場インデックスファンド新興国債券(1566)、NF野村日本株高配当70連動型(1577) 、NF東証REIT連動型投信(1343) が、NISAによる非課税メリットもあり、分配収入獲得に大きく貢献いたしました。

2.中長期的な信託財産の成長

当ファンドの2021年年末時点の資産評価総額を、証券会社への入金累計額で割った「元本保全性」は以下の通りです。
  • 元本保全性 … 170.9%
当ファンドでは、全世界の株式、債券、リートなどをダウの負け犬戦略に基づき逆張りで買い進める「ダウの狂犬戦略」を基本運用として採用しております。各アセットを月足スパンでの安値圏でのみ購入している点と、幅広い分散が効いており、良好な水準を保っております。2020年以降にコロナショックに乗じて実施した株主優待銘柄の大量買入れ部分についても、幸い含み益状態となっております。

3.魅力的な株主優待の獲得

当ファンドで2021年中に受取実績のあった株主優待件数は以下の通りです。
  • 株主優待受取件数 … 26件
内訳の詳細につきましては、別レポート「2021年 保有日本株42銘柄の損益状況と株主優待の獲得状況報告」をご覧ください。

4.隠れ端株優待の獲得

当ファンドで2021年中に確認できた隠れ端株優待の件数は以下の通りです。
  • 隠れ端株優待確認件数 … 30件
内訳の詳細につきましては、別レポート「2021年 保有端株88銘柄の隠れ端株優待状況報告」をご覧ください。


運用の概況

2021年の資金ねん出については、2020年3月のコロナショックから数か月間にわたって買い付けたDirexion デイリーMSCI新興国株ベア3倍 ETF(EDC)およびiシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF(1658)の利益確定売りを進め、配当等収益額もほとんどを再投資に充てることでねん出しました。





















買い入れについては、新型コロナにより大きく打撃を受けている外食関連株を中心に進めました。各社株価としては2020年の底値を再度確かめる一方で、助成金収入による下支えのなか、固定費圧縮や業態転換が進み、またアフターコロナに向けて専門業態への注力の巧拙を見極めつつ、株主優待が魅力的な銘柄を選定し買い進めました。

また、デルタ株蔓延の中全体的な停滞相場への対応として、2021年6月に新たにSBIネオモバイル証券口座を開設し、端株優待を狙って幅広く銘柄を買い入れました。

2022年の運用方針

2022年は新型コロナウイルスについてはオミクロン株の不透明感はあるものの、飲み薬の登場などにより影響は緩和されると想定しております。ただ、米中対立・インフレ・利上げ懸念といったように、不透明懸念材料のほうが強い年になると考えております。

このような想定の元、年初は端株優待の買い増しを中心に抑制的な買い増しを継続しつつ、一挙の暴落があった際には「ダウの狂犬戦略」を発動しつつ、Direxion デイリーMSCI新興国株ベア3倍 ETF(EDC)を再購入することで2匹目のどじょうを狙い、さらにどん底という局面があれば、先進国のブル型ETFを購入して対応します。

受益者(当ブログ閲覧)皆様におかれましては、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


2021年12月17日金曜日

コラム:端株は就職活動に有益

 はじめに

私は2021年から端株優待を狙い、SBIネオモバイル証券を通じて100銘柄ほどの企業の端株を買い入れました。最近はSDGsの潮流、環境負荷軽減のためペーパレスになってきつつある部分も感じますが、1株だけ持っていてもきちんと株主通信をお届けいただけるのだと驚きました。
それで、ネオモバ証券などを活用し、就職に向かって端株を活用すると大変よいと思いました。

理由1.株価

「この企業気になるなあ」と思ったら、その企業が上場企業であれば数百~数千円で株主になれます。この手軽さは、私の学生時代にはありませんでした。ちょっとでも気になるなあと感じたら、ぽちっと買ってしまうといいと思います。
例えば大学1年生の時に買ったとして、就職活動をし始める3年生のときに株価が上がっていたら、儲かってよかったねということもさることながら基本的に良い企業である可能性が高いでしょう。
株式市場全体が低迷して含み損になっていたとしても、市場平均をアウトパフォームしているとか、そういう点でやはり評価できます。

理由2.定期的な株主通信

定期的に株主通信が届くことで、まず定期的に「意識付け」されることが、とても良いと思います。多くの企業で株主通信はIR情報で一般に公開されていますが、なかなか読まないと思います。それが半強制的に意識付けされるわけです。
そして、上述の株価の推移で短中期的な動向は理解できているわけですが、長期的なところで、株主へのあいさつの所作から始まって、その企業がなにに注力していて、従業員に対する姿勢はどうかとか、それらがどう変化しているかなど、そういうものを早めに端株を買えば買うほど推し量ることができるのです。
基本的に、長く勤めるつもりで就職活動すると思うので、そういった点で株主通信なり、その掲載案内が雑誌の定期購読感覚で届くのは有益です。

理由3.比較できる

気になった企業を見つけ都度端株を買っておくと、複数社から株主通信を受け取るので、自然と比較するようになるし、その業界や経済全体にも詳しくなるわけです。そこから、いままで気づいていない将来の有望分野や職種ということも考えることができます。

理由4.お得

数十株ももっていると、それを全部足した配当金はお茶代くらいにはなります。カレンダーやQUOカードといった端株優待をもらえます。

注意点

端株を入口に株が面白過ぎてハマってしまうかもしれません。それはそれで有意義ですが、信用取引まで手を出してしまうのは、個人的には危険だと思います。

2021年12月16日木曜日

2021年 保有端株88銘柄の隠れ端株優待状況報告

 はじめに

受益者(当ブログ閲覧者)の皆様におかれましては、平素当ファンドへのご支援誠にありがとうございます。さて、当ファンドは以下の目論見で運用しています。
  1. 安定した配当収益の確保
  2. 中長期的な値上り益の獲得
  3. 魅力的な株主優待の獲得
  4. 隠れ端株優待の獲得
このうち、4.隠れ端株優待の獲得について、2021年内に到着すると思われるものは概ね届きましたので、その内訳についてご報告します。

取組の狙い

当ファンドは基本的に各地域各国の高配当株式、債券、REITなどを対象に組成されたETFを逆張りで買い進めることで、安定した配当収益と中期的な値上がり益を獲得する運用を行っております。
そして、配当等収益や、過度に値上がりした資産を利益確定したことにより得られたキャッシュを、割安と考えられる優待実施企業の銘柄購入に充てております。

株主優待銘柄については、株価の反発可能性と優待の魅力の両方について、それなりに熟考して購入しておりますが、

端株優待銘柄については、一株を数千円以下で入手できるため、どちらかというと資金の余裕があるときに数十株を幅広く乱れ買いしています。また、端株優待実績のある企業の同業他社も買うようにしています。例えば鉄道株の端株優待では車両基地見学が企画されることが多く、同業他社でも今後発生する可能性があるという考え方です。

損益についても、100銘柄近くを乱れ買いしていますので、個別銘柄ごとの採算は追及しておらず、全体としてトントンであればよいという考え方で臨んでいます。端株優待の買い付けはSBIネオモバイル証券口座を通じて行っています。

保有全銘柄と隠れ端株優待の獲得明細

2021年12月16日時点の保有端株全銘柄と隠れ端株優待の獲得状況は下記の通りです。赤がなにかしらもらえた先です。隠れ端株優待は「アンケート協力で抽選で当たる」といったものも多いため、そのような案内を受領したものも獲得実績としています。
なお、隠れ端株優待はあくまで非公式のおまけ的なものなので、来年はないかもしれません。また、逆に企業としては実際は実施していても、私が銘柄の取得時期などの関係で受け取っていない先は、獲得なしの記載になっていますのでご注意ください。
コード 銘柄名 評価額 端株優待等獲得実績
2021年 2022年
1333 マルハニチロ 21,888 ※単元優待狙い定期買付
1379 ホクト 1,897 美術館無料招待券
アンケート抽選で図書カード
2170 リンク&モチベーション 570
2229 カルビー 2,723
2337 いちご 292 Jリーグ観戦抽選券受領
2453 ジャパンベストレスキュー 1,004
2751 テンポスHD 13,482 ※単元優待狙い定期買付
3048 ビックカメラ 952 買物時+3Pアップ券
3198 SFP HD 6,895 ※単元優待狙い定期買付
3199 綿半HD 6,350 ※単元優待狙い定期買付
3222 ユナイテッド・SM・HD 6,378 ※単元優待狙い定期買付
3316 東京日産コンピュータ 548 カレンダー受領
3405 クラレ 1,010 カレンダー申込書受領
3593 ホギメディカル 3,250
3636 三菱総合研究所 3,920
3844 コムチュア 3,455
4204 積水化学工業 1,950 アンケート回答でカレンダー
4512 わかもと製薬 301
4543 テルモ 4,779 工場見学抽選
自社製品割引販売
4549 栄研化学 1,925
4658 日本空調サービス 804
4665 ダスキン 2,855 抽選でミスドプリペイド千円分
4676 フジメディアHD 1,156
4714 リソー教育 388
4718 早稲田アカデミー 1,067
4748 構造計画研究所 2,562 アンケート回答で
QUOカード500円
4783 日本コンピュータ・D 696
4902 コニカミノルタ 494
4912 ライオン 1,603 ※単元優待狙い定期買付
5563 新日本電工 300
5711 三菱マテリアル 2,034 傘下観光坑道招待券
6027 弁護士ドットコム 6,360
6184 鎌倉新書 1,330
6301 小松製作所 2,664
6425 ユニバーサルエンターテイメント 2,310
6467 ニチダイ 440
6504 富士電機 6,230 カレンダー申込書受領
6617 東光高岳 1,434
6817 スミダコーポレーション 1,242
7011 三菱重工業 2,641 傘下博物館招待券
7012 川崎重工業 2,062 傘下博物館招待券
7013 IHI 2,271
7085 カーブスHD 811 アンケート回答で
QUOカード500円
7224 新明和工業 879
7337 ひろぎんHD 44,525 ※単元優待狙い定期買付
7416 はるやまHD 4,800 ※単元優待狙い定期買付
7513 コジマ 556 買物時+3Pアップ券
7638 NEW ART HD 1,100
7840 フランスベッドHD 909
7867 タカラトミー 1,125 アンケート回答で
QUOカード500円
7911 凸版印刷 2,019 傘下博物館招待券
7921 TAKARA & Co 1,802
8041 OUG HD 2,659 ※単元優待狙い定期買付
8058 三菱商事 3,641 傘下美術館招待券
8173 上新電機 2,194 買物割引券2200円分
8304 あおぞら銀行 5,172 アンケート抽選で
QUOカード1000円
8473 SBIHD 3,110
8732 マネーパートナーズG 230 卓上カレンダー
8864 空港施設 560
8905 イオンモール 3,256 ※単元優待狙い定期買付
9001 東武鉄道 2,668
9003 相鉄HD 2,071 アンケート抽選で粗品
トートバックorぬいぐるみ
9005 東急 1,600 アンケート抽選で
横浜フリー切符
9006 京浜急行電鉄 1,168 抽選でオンラインイベント
9007 小田急電鉄 2,227
9008 京王電鉄 5,180
9009 京成電鉄 3,160
9020 東日本旅客鉄道 50,834 傘下フィットネスC優待券2枚
9021 西日本旅客鉄道 5,058
9022 東海旅客鉄道 16,125
9039 サカイ引越センター 4,430
9042 阪急阪神HD 3,435 自社G施設割引券
(ミュージカル等)
9202 ANAHD 2,350
9278 ブックオフGHD 994
9401 TBSHD 1,716
9404 日本テレビHD 1,186 hulu割引加入権
9409 テレビ朝日HD 1,455 TVショッピング商品特価カタログ
9412 スカパーJSAT HD 422
9413 テレビ東京HD 2,035
9433 KDDI 3,403
9449 GMOインターネット 2,807
9672 東京都競馬 21,500 ※単元優待狙い定期買付
9678 カナモト 2,341 アンケート抽選で手帳
9743 丹青社 828
9887 松屋フーズHD 3,560 ※単元優待狙い定期買付
9889 JBCCHD 1,828
9948 アークス 15,393 ※単元優待狙い定期買付
9997 ベルーナ 3,620 ※単元優待狙い定期買付

上記表、見にくいかもしれませんので、画像版もアップしておきます(こっちはこっちで見にくいかも…)








































一部銘柄のドル・コスト平均法による買付状況

当ファンドの狙いである、単元単位の保有による株主優待の獲得のため、優待は魅力であるが株価は割高の水準にあると判断した一部銘柄について、端株をドル・コスト平均法により買付を行っているものがあります。この分については、一応個別銘柄毎に損益を管理しております。状況は以下の通りです。
コード 銘柄名 保有数量 評価額 含み損益 狙っている優待内容
1333 マルハニチロ 9 21,888 117 缶詰セット
2751 テンポスHD 6 13,482 564 ステーキ食事券
3198 SFP HD 5 6,895 -510 磯丸水産食事券
3199 綿半HD 5 6,350 75 信州名産品
3222 ユナイテッド・SM・HD 6 6,378 -66 レトルトカレー、ラーメン等
4912 ライオン 1 1,603 -244 洗剤等詰め合わせ
7337 ひろぎんHD 65 44,525 2,990 広島名産品
7416 はるやまHD 10 4,800 -1,100 Yシャツ等1枚無料
8041 OUG HD 1 2,659 104 水産加工品
8905 イオンモール 2 3,256 2 カタログギフト
9020 東日本旅客鉄道 7 50,834 -182 運賃及び各施設割引
9672 東京都競馬 5 21,500 285 東京サマーランド無料券
9887 松屋フーズHD 1 3,560 15 牛丼10食タダ券
9948 アークス 7 15,393 -455 大量のりんご
9997 ベルーナ 5 3,620 -275 自社EC金券


個人的におすすめの隠れ端株優待

7085 カーブス

アンケートはがき送ると、もれなく500円分のQUOカード










7011 三菱重工業

傘下大型博物館の無料招待券。移動圏内に住んでいて小さな子供がいる人に超おすすめ



9005 京急

どっちも当たったら嬉しい感じがします









8173 上新電機

近くに店舗がないという場合でも、joshinさんのネットショップで使えます。金券ショップでも売れるみたいです








4665 ダスキン

私が受け取った隠れ端株優待として、一番遊び心を感じました








7012 川崎重工業

私は遠くて行けないけれど、関西近辺の子連れの方におすすめかと。




補足のご案内

私のtwitterで端株優待を獲得都度、その内容を呟いています。よろしければ参考になさってください

2021年12月11日土曜日

2021年 保有日本株42銘柄の損益状況と株主優待の獲得状況報告

 はじめに

受益者(当ブログ閲覧者)の皆様には、平素当ファンドへのご支援誠にありがとうございます。さて、当ファンドは以下の目論見で運用しています。
    1. 安定した配当収益の確保
    2. 中長期的な値上り益の獲得
    3. 魅力的な株主優待の獲得
    4. 端株隠れ優待の獲得
    このうち、3.魅力的な株主優待の獲得について、2021年内に到着すると思われるものは概ね届きましたので、その内訳についてご報告します。

    銘柄選定について

    当ファンドではコロナショックによる株式市場暴落に際し、2020年3月頃から株主優待を行っている銘柄を買い漁っています。基本的な購入方針は以下の通りです。
     ① 中長期的に株価の反発が見込めること
     ② 優待が自分にとって魅力的なこと

    例えば1千万人都市東京においていかにテレワークが普及しようとも、社会インフラとしてのその鉄道路線が倒産して消えてしまうとは思えないとの判断から、西武HDを購入しました。コロナが明けると、年間4,000万人にせまる訪日外国人観光客によるインバウンド需要の受け皿として、プリンスホテルは他の鉄道銘柄より魅力的に見えました。

    それでいて、子供を遊びに連れていく面で、優待が実利にかなっているのです。

    ただ、株価の底も、実態経済の回復も、それがいつ訪れるかは分かりません。残念ながら同銘柄では現在含み損となっていますが、長期保有のつもりで持っていますのであまり気にはしていません。また、時間分散にて数週間毎に同じような銘柄選定基準でさまざまな銘柄を購入しましたので、全体としては幸い含み益となっています。

    個別銘柄の明細と株主優待取得実績

    以下、当ファンドで保有している日本株個別銘柄について、2021年12月11日時点の明細です。一部、コロナ以前から所有している、優待銘柄でないものも含まれます。
    また、優待については企業自身の実施状況ではなく、獲得実績についてはあくまで「私の獲得実績」ベースで書いています。私の取得時期や長期保有の条件をまだ満たしていない場合、本表では未獲得空欄にて記載となっていますのでご注意ください。
    コード 銘柄名 保有
    株式数
    評価損益 株主優待等獲得実績
    取得額 時価評価額 含み損益 2021年
    取得月 概要
    2198 アイ・ケイ・ケイホールディンク 100 60,700 64,400 3,700 5月 バームクーヘン
    2309 シミックホールディングス 100 128,560 154,300 25,740 11月 お米3kg(超美味)
    2340 極楽湯ホールディングス 100 37,200 27,800 (9,400) 11月 入浴券4枚
    2378 ルネサンス 100 128,000 114,300 (13,700) 12月 施設無料利用券2枚
    2393 日本ケアサプライ 100 73,100 145,500 72,400
    2485 ティア 100 59,200 44,600 (14,600)
    2493 イーサポートリンク 100 98,000 82,200 (15,800) 7月 リンゴジュース3本
    2531 宝ホールディングス 100 102,510 123,000 20,490 7月 お酒詰め合わせ
    2599 ジャパンフーズ 100 121,990 122,200 210 8月 お茶24本
    2722 アイケイ 100 76,000 43,500 (32,500)
    2907 あじかん 100 66,500 84,000 17,500 5月 ごぼう茶
    2931 ユーグレナ 100 84,540 72,200 (12,340) 8月 製品割引券
    3175 エー・ピーホールディングス 100 36,300 44,500 8,200 7月 食事券3000円
    3221 ヨシックスホールディングス 100 203,500 201,800 (1,700) 11月 食事券3000円+割引券
    3857 ラック 100 66,200 68,900 2,700
    4248 竹本容器 100 67,900 83,000 15,100 3月 飴&ふりかけ
    4526 理研ビタミン 100 138,100 166,400 28,300 7月・12月 ふえるワカメ&調味料
    4653 ダイオーズ 100 97,000 102,400 5,400
    4666 パーク24 100 150,700 167,900 17,200
    4689 Zホールディングス 100 39,690 71,450 31,760
    4765 モーニングスター 100 48,500 65,100 16,600 12月 仮想通貨プレゼント
    4837 シダックス 100 24,600 54,600 30,000 7月 製品割引券
    5194 相模ゴム 100 118,400 100,000 (18,400)
    5724 アサカ理研 200 53,800 239,600 185,800
    6929 日本セラミック 100 130,094 287,800 157,706
    6999 KOA 100 111,199 157,700 46,501
    7213 レシップホールディングス 200 99,600 116,800 17,200
    7552 ハピネット 100 144,500 151,400 6,900
    7596 魚力 100 174,200 202,800 28,600 12月 明太切子
    7810 クロスフォー 100 35,500 22,300 (13,200) 11月 お守りアクセサリー
    7874 レック 100 118,700 86,700 (32,000)
    8079 正栄食品 100 85,950 393,500 307,550 6月・12月 お菓子詰め合わせ
    8095 アステナホールディングス 100 47,100 48,800 1,700
    8202 ラオックス 100 19,260 17,100 (2,160)
    8591 オリックス 100 125,600 224,900 99,300 6月 カタログギフト
    8715 アニコムホールディングス 100 107,060 76,700 (30,360)
    8925 アルデプロ 300 17,619 15,300 (2,319)
    9024 西武ホールディングス 100 145,400 110,600 (34,800) 6月 切符2枚&施設割引
    9201 日本航空 100 183,390 216,300 32,910 6月 国内航空半額券1枚
    9324 安田倉庫 100 95,300 98,200 2,900 12月 函館ホテル優待宿泊券
    9470 学研ホールディングス 100 139,600 101,400 (38,200)
    9723 京都ホテル 100 59,000 62,600 3,600 6月 ホテル優待券


    取得額  3,920,062 
    評価額  4,834,550 
    含み損益      914,488

    上記表組、見にくいかもしれないので、一応画像版も用意しました。
















    個人的におすすめの優待

    3321 ヨシックスホールディングス

    年に2回、回らない鮨を乱れ食いできます











    8079 正栄食品

    年2回、山盛りのお菓子が届きます











    2599 ジャパンフーズ

    お盆前にお茶を24本お届けいただきました。私はサイダーにチャレンジしたかったのだけど、家族が炭酸苦手、反対で断念。でも、このお茶すごく美味かったです。暑い季節に助かりました









    9024 西武ホールディングス

    コロナ禍の中、西武ゆうえんちで超お得に大迫力の花火を見ることができました








    9021 日本航空

    つい数年前に国の救済で再上場したので、コロナでも国の威信にかけてつぶせない会社だと思い買いました。コロナの中ですが、金券ショップで優待券が2,000円弱で売れました。アフターコロナなら、豪華ディナーが食えるくらいの値段で売れるかもで楽しみです。


    補足のご案内

    私のtwitterにて、優待獲得都度内容を呟いています。過去の、ほかの優待についても呟いてますのでよろしければご覧ください


    2021年10月30日土曜日

    コラム:手取り13万から始める「貧乏サラリーマンの投資戦略」とマネープラン

    twitterにて「手取り13万」が話題になり、「貧乏サラリーマンの投資戦略」を出発点とする私の原点を感じ、シミュレーションしてみたくなりました。結果としては、

    • 40歳前までの独身男性の場合、節制倹約すれば組み立てできる。ただ、この年齢以上だと、健康状態によっては医療費の負担でやや厳しくなるかもしれない
    • 独身女性はやや支出が高めと想像されるが、このシミュレーションの費目の組み換えでカバーできる可能性が高い。上記同様、年齢上昇と健康状態は織り込む必要がある
    と感じました。

    想定

    18歳で東京北部の区に所在する中小企業にフルタイムで就職する。職務内容はブラックほどではないものの、賃金に伸びは感じられない。手取り13万円で25歳を迎え、抜本的な立て直しを決意した。
    手取り13万での生活ではあるものの、上京初期の親元の支援などで、最低限の家財道具は有しているものとする。

    新生活の収支シミュレーション

    2020年家計調査における単身世帯の月間支出は15万円程度となっています。対して、私の設計では、おおよそ11万円に支出をセーブできるだろうという見積もりになりました。
    以下、各費目についての考察を示します。

    ①住宅

    東京北部区から電車で45~60分圏内の駅を想定しました。例えば「取手」「上尾」などをイメージしています。
    平成以降の築で駅10分圏内、1DKだと家賃は3.5万円程度となりそうです。家計調査は全国平均と思われますので、北関東エリアでも通勤圏内だと住居費はそれなりに高くなってしまいそうです。

    ②衣服

    家計調査の支出額5千円に対して、生活を維持する衣服に倹約すれば圧縮可能と判断しました。ユニクロやスーパーの衣料品売り場にて、3つ組1,000円の下着や靴下や、シャツなどで充足することを想定しています。

    ③食料

    実際の私の独り身の頃の食事を思い浮かべました。
    • 朝は、5枚切りパン一切れにスライスチーズにコーヒーで100円程度
    • 昼は、スーパーがあればかなり豪華な弁当、それがない場合はコンビニなどでやや質素なメニューで500円
    • 夜は、スーパーで、鮭の切り身や納豆などを主体に、6時以降に半額の刺身などにありつければラッキー、健康のためもずくワンカップ、さらにプラスで一食当たりのお米を加味して600円計算
    合計で1,200円です。なお、上記表は計算を簡便にするため、1食400円×3食×31日で計算しております。

    ④酒

    第三のビール+大五郎(焼酎)数杯にて、晩酌1回当たり300円で試算しました。なお、ワインなどでも、OKストアの1本300円とかありますので、概ね同じくらいでいけると思います。
    なお、例えば女性でお酒をそれほどたしなまない方などは、ここの9,300円枠を別の費目に転用できると思います。

    ⑤家事用品

    コップやお皿に加え、洗濯洗剤や単身者の調理器具は、100円ショップで十分に充足可能です。家計調査の5,300は高すぎると思います。

    ⑥水道 ⑦ガス ⑧電気

    個別の節約努力はあり得るものの、想定が困難なため家計調査値を概ね適用しました。プロパンガスって都市ガスに比べ高いですよね。

    ⑨通信

    家計調査値は通信と交通が一緒になっていて、内訳を調べたのですが今度は費目が細かすぎてしまうので、ざっくり言い切ることにします。
    ます通信費は外出先分はsimフリー、MVNOブランドを活用すれば、3,000円も払えばかなりの容量を通信できます。

    ⑩交通

    交通費については、週末1日のお出かけを定期のエリア内を主体とすれば、ほとんどかからないのではと想定しました。もし4万円程度のクロスバイク(自転車)を入手できれば、サイクリングがおすすめです。

    ⑪保険医療

    この想定はかなり若い男性であるため、年1,2回風邪にかかるのを葛根湯でなおす(10包1,000円程度で毎月は使わない)、一方で半年に一回歯科の定期検診に通う(1回3,000円程度想定)で、それらをひっくるめて月平均でならすと2,000円くらいかなと想定しました。
    ただ、ここの部分はたぶん年齢を重ねるごとに圧迫要因になる可能性は上がってだろうとは思います。

    ⑬教養娯楽

    一言でいえば家計調査の1万6千円は高すぎです。生活が苦しいうちは、ブックオフで中古の漫画やゲームで賄って、運動はサイクリング、ランニングや地域の体育館に行けばよいと思います。

    ⑭その他

    家計調査における「その他(消費支出)」には、理髪代やシャンプーなどを含んでいるようです。1,000円カットで我慢しましょう。


    投資拠出

    上記2支出シミュレーションでねん出した余裕資金2万円について、貯蓄に回すより、投資に回したほうが良いと考えます。
    ただし、現在は世界的に株高にあり、正直あまりスタートに恵まれた時期ではない気がします。元本が減るというのは、最初はとにかくドキドキするもので、投資を始めた初期のころ大きな暴落に巻き込まれると、トラウマになってしまう可能性があるからです。
    ただ、それでも5年10年という期間、高いときも安いときも毎月買い続けると取得額は平均にならされますので(ダウ・コスト平均法)、最終的な結果は、あまり心配はないと思います。

    さて、選択する投資商品ですが、私は初期は高配当やJ-REITの国内ETFがいいと思います。
    主な理由は、以下の通りです。
    • 市場全体の暴落時にも、比較的値下がりがマイルドで済む傾向がある
    • ETFは、基本的に元本を棄損するような配当は行われない
    • 税引後配当利回りで3%の配当収入が望める
    • 分配都度課税しないよう設計された再投資型インデックスファンドは効率がいいが、一方取り崩しにはテクニックと心理的負担がある。年2~4回ほど強制的に配当として受け取ることで、生活費の補いとして充当しやすい
    • 緊急時に、2~3日で換金できる
    それでは、月2万円を高配当ETFに投入するか計算してみましょう。なお、現実には毎月一定額を積み立てる方法だと、特に1年目の配当は全額を得られませんが、その点は無視してざっくり計算しています。
    すると、2年目にして手取りの賃金所得に加え、別途1.4万円の収入の補いを得ることができます。まだ月にならすと心もとない金額であるものの、近郊に一泊旅行に行く程度のお金になります。5年目以降になると、普通に毎月1回飲みに行けるような金額を得ることができます。

    再投資した場合の例

    配当金(ETFなので厳密には分配金)を、生活費に充当せず再投資に回すと、再投資型のインデックスファンドよりやや課税面の効率は劣るものの、複利効果を効かせることができます。
    具体的には、元本がダウコスト平均法で横ばい、配当利回りが一貫して3%で推移した場合で、10年間の配当をすべて再投資すると、都度生活費に充当した場合に比べ40万円近く元本を育てることができます。




    追伸

    以上まとめたマネープランと投信戦略の組み立ては、おそらく本職のフィナンシャルプランナーならより精緻にできるかもしれません。ただ、それを忍耐強く遂行できるかは自分自身の胆力次第です。
    そして、私自身がそうだったとしか言いようがないのですが、このプランを遂行できる能力は、自ずと計画性や経済的合理性の洗練といったスキルアップにつながって、労働収入が伸びたり、より有利な職場への転職の可能性が拡がります。

    もし生活水準を保ちながら、手取りの月収を+2万、15万円に引き上げられたとするなら、まったく違う世界が拓けます。





    2021年9月11日土曜日

    202109_特別レポート「SBIネオモバ口座戦績」

     はじめに

    当ファンドは10年程度楽天証券のみを通じ「ダウの狂犬戦略」に基づく運用を行っており、幸い相当な運用成績となっております。
    また、2020年のコロナ暴落時には「優待ハイエナ戦略」によって、こちらも概ね堅調に推移しております。

    さて、2021年はデルタ株によって再度本邦株式市場は停滞に見舞われましたが、2020年にかなり多くの資金を投入したため、潤沢な余力がありませんでした。そこで、なにかやりようがないかと検討の結果、端株優待の存在と、SBIネオモバイル証券が廉価に単元未満株の取扱いを行っていることを知り、新たに同社証券口座を開くことといたしました。

    ネオモバ口座目論見

    1. 端株優待取得 … ネットで確認できた端株優待実施実績のある銘柄の取得。及び今後端株優待実施の可能性があると考えられる同業種銘柄の取得
    2. 通常の株主優待取得を狙ったS株定期買付 … コロナ初期、巣籠需要で急騰したスーパーマーケット株など目先反落可能性があるが優待は魅力的な銘柄を、ドルコスト平均法で買い進める
    3. 含み益は全体でトントンであればよい … 投資損益はメインの楽天証券口座で追及している。その成果資金の一部を上記1,2実現のために充当。ネオモバ口座は全体で損益トントン程度であればよい

    ネオモバ口座概況

    現在、ネオモバ口座全体で66銘柄保有、全体の評価額は22万円程度となっております。
    ネオモバ口座は仕様的に個別銘柄の成績確認がしにくく、マネーフォワードの家計簿などにつなぐと細かく管理できるようですが、上記目論見の通り損益を重視しておらず面倒なので、週計日時点の評価額を列挙するだけにしております。

    一方で、端株優待を実際に獲得できたかは、この取り組みの主目的であり出資者(当ブログ閲覧皆様)が大変関心があるところと思いましたので、今後実際に獲得できた銘柄の行を青網掛けとし、なにをもらったか明示していこうと思います。

    また、黄色網掛けのものは、ドルコスト平均法での通常の株主優待を狙っている銘柄です。こちらについては別表を設け、いちおう損益は追跡しようと思います。
    保有端株優待株と実績

























    別表 定期買付銘柄 状況




    2021年9月4日土曜日

    数字に基づく新型コロナウイルスワクチンへの「投資判断」 ~ 2021年9月時点

    はじめに


    私は40代前半の普通のサラリーマンです。ただ、結構ガッツリ投資している点は少し特異な部分かもしれません。

    オーソドックスな長期株式投資は、会社の実績を調べて、中長期(3〜5年)で株価の値下がりリスクより値上がり期待を感じた場合行います。

    一方、数週間や1日の値動きの幅で利益を狙うのは投機に分類されるかと思います。株価は企業の業績は世界情勢から始まって、デマ思惑、未確認で断片的な情報、SNSの炎上も影響して動きます


    さて、ワクチンはリスクをリターンが上回ると判断された場合、接種が推奨されるそうです。

    ただ、それを受けて一般人が実際に打つかどうかは、データも各国の治験から始まり、報道情報やデマも混在するなかで判断することになります。


    おお!投資とそっくりだ



    私の「投資判断」


    というわけで、尾身先生も信憑性があるといっている厚労省資料と日本感染症学会の資料から、私なりにリスクとリターンをまとめてみました。

    なお、以下の表はあくまでいろいろな断片的データがあるなかで、それを素人が取捨選択して組み合わせたものです。投資も健康も自己責任です。


    まず、日本感染症学会は長期的に人体に及ぼす影響は「要観察」だといっています。この投資は健康と生命という超ハイリスクとなるので、「投資不適格」となります

    投機としてみた場合、ワクチン重篤副反応発生率が年齢分布不明で0.6%となっているので、新型コロナ重症化率・死亡率がそれを上回っている年代のみ、接種検討余地があるかもしれません


    もちろん、各数値はデルタ株などの影響や調査の進展で変化していくと思います。それがしっかり共有されることが大事だと思います



    その他意見


    私は新型コロナウイルスはただの風邪で蔓延放置していいとは思っていません。

    ただ、まん延防止のため、高齢者層が主体の政治家を中心とする国家がワクチンパスポートなどの施策で若者にワクチンを実質的に強要することは、「お国のために死んでくれ」という時代の論理だと思います。


    抗原検査はPCR検査に比較して精度は劣るが安価とのことですので、これを徹底して陰性者ならマスクで行動自由、

    運悪く網から漏れて感染した人を野戦病院で確実にケア。数年かけてコロナを飼い慣らしただの風邪にしていくというのが穏当ではないでしょうか?

    2021年7月18日日曜日

    第54回:子育てのための株式投資

    投資に踏み出して10年余り、元本もそれなりに育てながら最近は年間30万円程度の配当所得を得ております。副業のサラリーマン所得から妻を経由して小遣いをもらわなくても、小市民がアフターファイブにささやかに遊ぶ金には困らない状況を完成しました。

    さて、この間子供が小学生になりました。小学生になると、電車賃が半額かかるようになるなど「なるほど子育ては金がかかる」ということを実感しました。そこで、彼が小学生になって以来「株で子育てをする」という体制整備をしてきました。

    コロナ禍にあって、公園が閉鎖されるなど子供を遊びに連れていくにも大きな制約となりましたが、「株で子育てをする」点では、だいぶ整備を進めることができました。


    1.楽天ポイントの活用

    会社の通勤定期100,000円を楽天カードで買うと1,000円分程度のポイントが手元に入ります。さらに月々の水道光熱費をすべて楽天カード経由にすれば、年間で10,000円分程度のポイントが入ります。子供の誕生日、クリスマスのプレゼント購入にあたり大きな助けになります。

    2.教育娯楽系株主優待

    ここへ、さらに玩具卸の大手「ハピネット」株を買いました。優待の改悪がないことが前提となりますが、毎年ラジコンが届きます。
    また、「学研」株も買いました。ここからは、毎年図鑑をもらえるようです。
    子供が大きくなって、フィットしなくなってしまった場合にも、当面親戚へのプレゼントに充てる想定をしております。

    3.レジャー系株主優待

    「西武HD」株を買い入れたことで、遊園地に半額程度で連れていく体制を整備しました。
    なお、「東京都競馬」株のサマーランド優待、富士急の「富士急ハイランド」優待も魅力的に映るのですが、現状アフターコロナ期待で高値圏にあるように思われ、手が出せません。
    三菱系の端株投資により、同社グループが運営する博物館、美術館に無料見学ができるようです。

    4.嗜好品株主優待

    正栄食品より年2回安定的にお菓子が届きます。これに加え、オリックスのカタログ優待、イーサポートリンクのリンゴジュース、アイケイケイからのケーキなど、年間を通じて手厚く嗜好品が届く体制を敷きました。

    5.私が教えられること

    私はスポーツがものすごいできるわけでなく、また、サラリーマンとして出世して社会的地位を得ることも望めないというより望んでいません。本人としてはそれで満足しているものの、なにか子供に教えてあげられるものがあるとすれば、おそらく「投資しかない」だろうと、そう思いました。

    企業ファンダメンタルズを基礎に、高配当と優待を通じた穏健な投資により、家庭が徐々にではあるが確実に豊かになっていく経験というのは、私は子供のころ知らなかったし、いまも世の中にすごく多いというわけではないと思います。このような世界があることを体験として知りながら大人になることは、大きなアドバンテージになると思います。

    そのためにも、今後とも投資でオオコケしないよう、頑張ろうと思います。

    2021年7月10日土曜日

    202106_2021年中間レポート

    受益者(当ブログ閲覧者)の皆様には、平素当ファンドへのご支援誠にありがとうございます。このレポートでは、当ファンドの全体的な概況についてご報告申し上げます。


    0.ファンドの目的

    • 安定した配当収益の確保
    • 中長期的な値上り益の獲得
    • 魅力的な株主優待の獲得

    1.2021年6月末時点概況

    • 配当等収益額 87,525 円 136.44 USドル
    • 元本保全性  185.3%(資産評価額/累計入金額)
    • 優待到着数  15件(申込書含む)

    2.運用の経過


    当ファンドは2012年から運用を開始しております。運用当初より数年間は米国QEによる世界的なリスクオン及び本邦におけるアベノミクスの順風を受け、概ね順調な成長を遂げてまいりました。ただ、当ファンドでは現代ポートフォリオ理論を参考に、突出して値上がりしたアセットと値下がり中のアセットを入れ替える運用を想定しておりましたが、QE環境下では先進国株式・債券、新興国株式・債券、その他リート等含め同方向で値動きするため、特に当ファンドならではの目を見張った成果はありませんでした。

    このような状況がやや転換したのが2018年のチャイナショックでした。当該時期より当ファンドは粘り強く新興国株式に資金を振り向け、かつドルコスト平均法により粘り強く購入してまいりました。

    2020年2月からのコロナショック暴落でも、新興国への配分を変更しない上で、ここへさらに追加資金を投入の上、新興国ブル3倍ETFにも投下しました。併せて、資金余力が許す範囲で、長年高すぎて手が出せなかった航空株、鉄道株他、株主優待株を大量に買い入れました。

    2021年に入ってからは、コロナ暴落より米国株、新興国株が先行して大幅回復する一方、日本株は大幅に出遅れていると判断したため、前者を利益確定し、日本株のなかでももっとも出遅れが厳しい外食系の優待株などを買い漁っております。2倍超の含み益となった新興国ブル3倍ETFを中心に利益確定し、それを購入原資に充てております

    直近6月につきましては、新たにSBIネオモバイル証券口座を開設の上、端株優待実績のある銘柄を幅広く購入いたしました。


    3.今後の見通し


    金融緩和引き締めにより、向こう数年は元本保全性の悪化可能性のほうが大きいと考えております。ただ、10年程度の運用で幅広い分散が効いており、また、基本的に各アセットを可能な限り安値圏で買い入れてまいりましたので、過去の暴落期の成績に照らしても100%を割ることはないと想定しております。

    一方、各企業の業績は、コロナ緩和によって上向くことを想定しており、配当収益、優待受取とも、堅調に推移拡大するものと考えております。

    今後とも引き続き当ファンドにご支援賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

    2021年7月8日木曜日

    第53回:SBIネオモバイル証券


    当ファンドでは資産管理の一元化を主な理由に、投資を開始して10年弱、一貫して楽天証券で運用してきましたが、2021年6月、はじめて証券取引のサブ口座として、SBIネオモバイル証券に口座を開設しました。

    主な活用目論見は以下の通りです。


    1.優待魅力はあるが株価に中立弱気銘柄へのドルコスト平均法投資

    当ファンドでは2020年のコロナ禍による暴落期より、

    • 中期的に株価がリバウンド期待ができる
    • 株主優待が魅力的である
    銘柄について積極投資を行い、楽天証券を通じておよそ40銘柄を買い入れました。それらの投資については、現状としては概ね順調な成果を上げております。

    その一方で、株主優待が大変魅力ではあるものの、コロナ禍の巣ごもり需要で短期的に値上がりしてしまった銘柄などは、含み損に転じる懸念があり、手掛けることができませんでした。

    例えば北海道、東北にローコストスーパーを展開するアークス社(9948)の株主優待は、大量の青森県産りんごとなっており魅力的ですが、株価はさすがに急騰であり下落の懸念を感じ、事実その通りになったということがありました。長期的にも、人口減高齢化の影響は避けえないと思います。

    一方で地域生活を支えるインフラであり、買い時を間違えなければ、底堅い銘柄であるようにも思います。しかし私は、下値を捉えるということにほとんど自信がありません。


    このような銘柄に対し、SBIネオモバイル証券なら1株単位で週毎に1株買い進めるなどの、ドルコスト平均法による取り組みが可能になります。時間をかけて単元数を整えられれば、大きな含み損リスクを避けられると考えています。



    2.端株優待の取得

    世の中には1株のみ保有でも、自社製品の割引券を発行したり、律儀に株主通信を届けそこに公式には公開していない隠れ優待があったり、別途株主にアンケートを募り、回答者に謝礼を出すといったような企業が存在していることを知りました。

    よって、このような端株優待の実施実績のある企業及び、その同業他社など今後実施可能性のある銘柄を一株づつ幅広く保有する魅力を感じました。例えば京浜急行では、1株株主も対象で抽選対象に鉄道基地見学ツアーなどを行っています。同業他社である鉄道株において、同様の取り組みが行われる可能性を感じます。

    楽天証券では現状単元未満株取引の取扱いはないため、SBIネオモバイル証券にて取り組むことにしました。現在のところ、約40銘柄を取得済です。

    2021年4月30日金曜日

    202104_特別レポート「コロナ暴落で買い漁った株の状況」

    1.本レポートについて

    当ファンドではコロナショックによる株式市場暴落に際し、2020年3月頃から、株主優待を行っている銘柄を買い漁っています。基本的な購入方針は以下の通りです。
     ① 中長期的に株価の反発が見込めること
     ② 優待が自分にとって魅力的なこと
    本レポートでは、当ファンドにてこの目論見にて購入した全銘柄の全銘柄の状況についてご報告するものです。

    2.概況





















    3.ファンドマネージャコメント

    今回、各銘柄の購入日に、もしTOPIXに対してパッシブ投資していたらどうなっていたかざっくり計算してみました。本来は各日の購入額の大きさなど配慮して比重計算すべきですが、単純に各銘柄を買った日にTOPIXを1枚づつ買っていたらというレベルで、ざっくりと計算してみました。

    結果は、当ファンドの負けでした。

    まあ、あくまで2021年4月30日時点ではということではありますが、市場平均はきちんと資本効率ということも織り込んで形成されているのではと感覚的には思えました。株主優待は個人的には大好きですが、資本効率がいい施策とは思えません。

    ただ、市場全体が下落しているようなとき、長期保有優遇優待をしているような銘柄はスタビライザーが効くように下落が抑えられるのではとも想像しています。この優待ハイエナ投資の評価については、折に触れ思い出した都度、計算してみたいと思います。

    3221_ヨシックス

     











    コロナになってから近所のはま寿司のテイクアウトを割とよく利用していたのですが、最近すごく混んできて、受け取りも時間かかるわ、シャリはまずいわで幻滅し、回らないお寿司屋さん「や台ずし」に関心が向きました。

    すると、100株購入で、3,000円分食事券+20%割引券10枚を年2回と、結構魅力的な株主優待を実施していて触手が動きました。ただ、最低投資金額が20万円程度とそれなりの金額になるため、ちょっと真剣に検討しました。


    1.基本的分析

    同社の出店戦略は、駅の乗降人数などを詳細に分析の上、ベットタウン駅前に安い固定費(同社のIRでは家賃比率7%台を強調しています)で早期の投資回収が見込める中小型店を展開するというものです。
    そこで、コロナの影響がなかった2019年度の決算から、ざっくり1店舗当たりでどういう利益構造か計算してみました。













    1店舗月当たりで470万円の売上の上、15%程度の利益率で70万円程度の利益をあげると、
    全社では、本社費などがかかって営業利益率が11%で2,083百万円の利益になっていると、そんなような構造と思われました。

    2.コロナ禍による影響分析

    同社店舗は居酒屋業態のため、コロナ禍で店舗売上が大きなダメージとなっています。そこで、先ほどの1店舗月当たりの売上が半減の場合、どういった採算になるか試算してみました。






    約40万の赤字となっています。では、行政の要請に応じ、休業した場合にどうなるかざっくり計算してみました。大手企業への休業補償がどうなっているかの詳細が分からないのと、自治体によって補償金額規模が違うとは思うのですが、一旦東京都の1店舗当たり1日6万円の協力金で計算してみるとこうなりました。






    なんと概算利益が+112万円になってしまいます。さすがにここまで儲かるとは思いませんが、同社は低い固定費戦略が幸いし、他社繁華街立地、大型店舗より一律の休業協力金の恩恵を受けやすい構造になっています。
    事実、同社都内店舗は押しなべて全店休業しています。


    3.休業要請緩和時の分析

    先ほど試算の通り、売上が半減だと多分同社店舗は採算割れです。しかし、緊急事態宣言が緩和され、売上が60%程度まで戻ると、その段階で損益分岐点をほぼクリアし、トントンになるのではと思われました。






    無論、コロナ禍にあって、不採算店舗の撤退、経費の圧縮や恒久的な合理化、また本社費も圧縮していることが想定されるので、こちらももともと固定費の低い低重心で経営してきたことが幸いし、おそらく売上6割の戻りで黒字化する公算が高いと思います。

    4.アフターコロナに向かっての期待

    在宅勤務の普及により、オフィス街立地の飲食店は回復が厳しく、かつ固定費も重いため、厳しい状態がまだまだ続くと思います。たぶん本格的な回復は、インバウンドの都市観光需要回復を待つ必要があると思います。
    一方同社店舗の場合は、在宅勤務後に、ちょっと飲みに出ようという際に選びやすい立地にあります。例えば、新宿にオフィスがある会社なら、従業員はそこに直結する鉄道沿線に住んでいることが多いでしょうから、いままでの会社帰りに新宿で飲むという形態から、在宅勤務後にベットダウンの同社店舗に集まるといった需要が期待されます。

    5.結論

    100株買いました。現在の2,000円水準の株価で優待をいただき、中期的にコロナ前の3,000~4,000円台の株価への戻りを期待できると思っています。
    9月権利確定だと年末までには優待が届くと思うので、来年の正月に美味しいお鮨とお酒がいただけるのではと期待しています。