ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
2017年10月11日水曜日
9358_宇徳
私は当ブログで記事を書く時
その銘柄の向こう3年間への期待を
中期見通し(強気or中立or弱気or塩漬け)
で書くようにしています。
向こう3年の予想だとすれば、2年経過時点で
ほぼほぼ大勢は決しています。
それで、恐る恐る2年前に書いたことを検証しつつ
無謀というか懲りずに、次の3年間の見通しを考えて、
恥知らずにもまた書いてみる。ということを近頃しています。
(注:筆者の個人的見解であり、
いかなる保証をするものではありません)
===
【結果概要】
2015年8月 当時の価格
・9358_宇徳 … 480円前後
・日経平均 … 18000円前後
・私の当時の中期見通し判断 … 強気
2017年9月 最近の価格
・9358_宇徳 … 500円前後
・日経平均 … 20000円前後
【自己評価…通知表D】
同社の売上構成の半分弱である港湾事業について
2015年8月期はチャイナショック、そこから円高進行
以降、1年あまり貿易取扱いが減少した。
またトランプ政権誕生により
TPP構想から米国が離脱したこともネガティブとなった。
私としては、国土強靭化やインフラ老朽化等の背景から
国内のプラント事業において橋梁工事などのへ超重量物輸送
について期待したが
劇的な受注増は発現しなかった。
最近、米国経済が牽引して、世界経済の
緩やかな回復が言われており
同社の株価も復調しつつあるが
日経平均を著しく上回るパフォーマンスは現出しておらず
したがって「強気」見通しは外れたものと認識。
【中期見通し…強気】
現在の水準を起点に、性懲りもなく「強気」です。
理由としては
1.事業環境
ヤマト運輸が口火を切る形で
物流単価が値上げ基調であり
同社にもその恩恵があると考える。
2.港湾事業
中国で一帯一路構想による建機需要喚起及び
さらに北京オリンピック等が2008年だったことを
考えると中国の重機需要サイクルが来る気がする。
これは同社港湾事業(柱の一つが建機取扱である)にポジティブ
参考:コマツ最近のIR
https://home.komatsu/jp/ir/library/results/__icsFiles/afieldfile/2017/07/28/presentation_note.pdf
3.プラント事業(橋梁)
全国の道路が老朽化している。
同社の主要取引先である清水建設の
橋梁制作を中心とする子会社
日本ファブテックの29年度予想は
売上497憶となっている(前年度398憶)
https://www.shimz.co.jp/ir/pdf/170511_6.pdf
制作がされるということは、
それは設置されるという理屈であり
宇徳への橋梁輸送、設置工事も増加が予想される。
1.2.3.の波のタイミングが重なることを
向こう3年間に期待しており
そうしたわけで、中期見通しを「強気」とします。
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