2017年4月15日土曜日

第28回:据え膳喰わぬは武士の恥


子供のころ、親に通っている奨学金の照会をするよう言われ
ずいぶん駄々をこねたのを思い出します。
なんか、自分で私は貧しい家庭だよと申告するようで
嫌だったのです。
このブログを読んでいる皆様のご想像のとおり
私はかなり頭がよくないです。往時の奨学金を借りていたら、
いまは返済に首が回らなかったと思われます。
このあたりの遠謀深慮まで、我が親にあったかは分かりません。

しかし、社会人になって特にBtoB市場を見渡すと
補助金ビジネスなんて言葉があるような世界です。
そして、私は投資に手を染めましたので
企業が、いかに費用計上して、利益調整するかという世界が、
リアルなわけです。

もちろん、あまり行き過ぎると、食いつぶされるわけですが
彼らはそれを原資に、雇用や便益を開発するのです。
我々は、そのバランスを最適化する政治家に投票すべきであって
そして、その結果たる助成金や補助金は
すべからく頂戴するべきと考えます。
「据え膳喰わぬは武士の恥」です。

多くの大大名は、交易や利権を手にすることでその力を得ました。
「武士は食わねど高楊枝」というのは、
下っ端武士の羨望にしか過ぎないように思います。
画像の「宮本武蔵」もなにが本当でなにが逸話かよくわかりませんが、
司馬遼太郎の真説宮本武蔵で描かれる彼は、
ストイックな剣の道の求道者というより
マネーがっぽりのコンサル業みたいな感じなわけです。

結論が遅くなりましたが
例えばふるさと納税には、税金を安くする以外に
そもそも収入が少ないと見せかけるようにする効用があります。
 課税対象所得が少ない→税金が安い
 →収入が低い→であればもっと助けねば…
といった具合で、様々恩恵にあやかれる感があります。
(ただ、住宅ローンとか考えている人は、
 その与信がNGなどデメリットはありそうです)
NISAやiDeCoも、全部活用するべきです。
知っていても、行動に移さないひとが
なんと多いように近頃感じられます。

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