ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
2017年4月29日土曜日
第31回:ジュニアNISA
日本証券業協会の発表によるとhttp://www.jsda.or.jp/shiryo/chousa/nisajoukyou/jr_nisa10.pdf
ジュニアNISA開始から1年、ぜんぜん流行っていないようです。
かくいう私も、手がけていません。
というより、手がけようと準備はしたけど、
現状、手が回らないといった感じです。
【1.資金余力がない!】
私は貧乏サラリーマン、弱小個人投資家のため、
NISA 120万も、手持ち株の売買益、配当益に加えて
追加入金でなんとか原資を捻出しているような状況です。
ここに、さらにジュニアNISAの80万を
捻り出すというのが、私にはちょっと無理です。
【2.超面倒くさい!】
これは私の使っているネット証券のせいかも知れませんが
(未成年口座開設で現ナマ5000円
キャンペーンをやっていて釣られた)
5千円欲しさに、親子の証明なんかはして
口座は作ったわけですが・・・
私の証券口座から、子供の証券口座への資金移動が極めて面倒です。
私の証券口座 私の銀行口座 子供の銀行口座 子供の証券口座
というルートを経る必要があります。
例えば、子供の銀行がゆうちょ銀行だったりすると
資金移動だけで結構な手間とコストがかかるわけです
なので、子供の名義のネット銀行口座を
作ったのですがこれが難物。
ネット銀行だと、メールアドレスを作らないといけない。
ところが、未成年のメアドは、作らせてもらえない。
未成年投資もジュニアNISAも、
この国は逆にやらせたくないんじゃないかと
思わせるような面倒でした。
【3.今後の取り組み】
まあなんだかんだ気合で作ったので
まずは私自身のNISA枠を来年使い切ってから
子供に引き渡す前提で活用を考えます。
ドル建てでグローバル株式ETFがもっとも有力ですが
売買手数料も勘案し、同じ投資戦略をとる
国内の投資信託(為替ヘッジなし)
を買うかもしれません。
2017年4月26日水曜日
第30回:額面保証≠元本保証≒財産保証
周囲のリアルな知り合いや友人に
自分から投資をやっていることはあまり公言しませんが
相手から、投資についてどう思っているか聞かれれば
「実は私はやっているし、幸い、自分的にはうまくいっているよ」
と答えます。すると、結構いろいろ聞かれます。
みんな、実はそれなりに興味があるんだなあという気はします。
そのなかで
投資って、元本保証はないんだよね
ということをよく言われます。
私は、その話題になると
貯金は額面保証であって、元本保証ではない
そして、株は財産保証に有効だ。
というような話をよくします。
長期投資を勉強している人には釈迦に説法ですが
例えば5年定期預金は、かなりのリスク投資です。
今日の100円を、5年間「額面保存」できたとして
おにぎりの値段が、
80円(デフレ)になっていたら勝ち、
120円(インフレ)になっていたら負け
といえます。
額面は維持されていますが、
本当の意味での元本価値は保証されてないです。
一方で、この100円を日本株の市場平均TOPIXに
連動するインデックス投資に当てると
おおむねその価値は、日本経済全体と物価に
追従することになりますので
おにぎりが
80円になっていれば、投資資産も80円に
120円になっていれば、投資資産も120円に
となっている可能性が高いです。
つまり、こちらのほうが実質的には
よっぽど「元本保証」といえるのです。
しかも、銀行への預金は1000万円を超えると
銀行が破綻した場合に、額面保証もされません。
一方で、株の場合は、証券会社が倒産しても
1億なら1億、10億なら10億
資産が分別保護されることが仕組みとして確立しています。
したがって株式投資は
「財産保護」の意味でも強力な手段といえるのです。
2017年4月22日土曜日
コラム:名古屋出張
前回仙台の反省を踏まえ
1830着で現地入りしました。
かつ、今回は名古屋に住んでいる
友人が案内してくれました。
栄にでる余力はなく
あくまで名古屋駅周辺で過ごしました。
【その夜】
まず、駅の何口か分かりませんが
ビックカメラのあるほうに行きました。
さらにその裏手にいくと
上野アメ横と大宮東口を足して2で割ったような風情です。
地場のチェーンを2店ほどはしごし
名古屋名物と書いてあるのを
端から試した結果
→ どてに
→ みそくしかつ
→ みそおでん
→ とんちゃん(ホルモンみそ焼き)
といったように、味噌だくになりました。
素材の味とか、ここの土地柄は
要求しないのでしょうか?
味噌を食感を変えて食べるために
メニューがいろいろあるといった印象です。
海が近い気がしますが
あんまり地魚の刺身的なものもなく
酒も、地酒日本酒があるという感じでもなく
(味噌がつまみなら日本酒かと)
私はあまり魅力を感じられませんでした。
【翌朝】
ホテルでトーストとゆでたまごをいただきました。
名古屋の朝といえば、喫茶店ですが
最近はコメダコーヒーががんばっているので
ほぼ日本全国で追体験ができるように思います。
その後、昨夜と反対側、
名鉄名古屋のあるほうで仕事でした。
高層ビルがたくさん建っています。
くらいしか印象にありません。
展示会場にて、終日仕事していました。
【帰り】
有名な、新幹線ホームのきしめんを食せました。
削りかつぶしをたっぷり載せたきしめん
期待通りの味です。
そしてキオスクで、てばさきいかと
角ハイボールを買って新幹線に乗り込みました。
さきいか、最初は旨かったのですが
だんだん、科学調味料的な薬っぽい感じがしてきました。
【結論】
名古屋は
東京からの人も
大阪からの人も
基本日帰りできてしまうので
今回泊まりは貴重でしたが
結論としては、きしめんのみ、よかったです。
(友人との久しぶりの再開というのは特殊要因として)
名古屋は、サラリーマンが出張でいくには
無理して泊まるスケジューリングをするほどでも
ないように、「私は」感じました。
2017年4月19日水曜日
第29回:相場急落時の対処法
米国と北朝鮮がミサイルをぶっ放し
地政学リスクがかなり強く意識され円高進行、
株は少し急落っぽい気配を感じております。
(本記事は日本時間4/12の夜、
酒を飲みながら執筆入稿)
私としては、こういう時に
売場と買場を感じます。
いままでの傾向を観察すると
だいたい急落というのは
恐怖心から短期間で一気に来ます。
そして、その後の上昇というのは
「もう大丈夫かな?」という
疑心暗鬼のなかでジワジワと来るわけです。
(週足、月足で見たときです)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/dji.html
ということは、売買のペースも
これにあわせればよいということになります。
具体的には
1.十分に利が乗った個別株を売る
2.ETFの少しづつ買い
3.ボラティリティが落ち着いたら1を買い戻す
という対処になります。
====
【1.十分に利が乗った個別株を売る】
いきなりですが、この1を仕込んでおく
というのがもっとも難しいのかもしれません。
私の場合、この銘柄選定では、
バリュー株でファンダメンタルに
確信が持てたものを選定しています。
これに成功して、十分に利が乗っている保有株について
月足移動平均を下回ったらという条件で
売りが発動するようにしています。
そして、相場急落時に、
自分自身でファンダメンタルが固いと思っている銘柄で
売りが発動してしまったときに
これは行き過ぎた急落環境ではないかと
自分自身で確信を持つというわけです。
===
【2.ETFの少しづつ買い】
そして、1の売りで確保したキャッシュポジションで
VTや新興国のパッシブETFを
少しづつ買い始めます。
例えば人口の多い新興国を対象としたETFは
それが無価値になることはちょっと考えにくいです。
(その場合は核戦争が起きているとか、
金融市場以前の、もっと致命的な何かが起こっていると思います)
そして、その人々の生活が
平均回帰への強い原動力になるわけです。
ETFの場合、一口当たりの金額が
概ね安いことも、一挙に買い増しにならないで済むのも利点です。
結果、相場の谷のどん底をピンポイントで
捉えることはほとんどできないのですが
結果的に底値圏をドルコスト平均法で捉えられるというわけです。
===
【3.個別株の買い戻し】
市場のボラティリティが落ち着いたころ
(大体急落から数か月後のイメージ)
2のETF買いで購入余力が尽きていない場合には
もともとファンダメンタル有望と確信していた
1の株を買い戻します。
ディフェンシブなバリュー株だと
ボラティリティが落ち着いても
概ね1の頃の株価に対して
回復していないことが多く、狙い目となります。
====
以上のルーティーンが
私の中ではここ数年で確立され
相応に奏功しております。
当然、絶対というものではないことを
念のため言い添えておきます。
2017年4月15日土曜日
第28回:据え膳喰わぬは武士の恥
子供のころ、親に通っている奨学金の照会をするよう言われ
ずいぶん駄々をこねたのを思い出します。
なんか、自分で私は貧しい家庭だよと申告するようで
嫌だったのです。
このブログを読んでいる皆様のご想像のとおり
私はかなり頭がよくないです。往時の奨学金を借りていたら、
いまは返済に首が回らなかったと思われます。
このあたりの遠謀深慮まで、我が親にあったかは分かりません。
しかし、社会人になって特にBtoB市場を見渡すと
補助金ビジネスなんて言葉があるような世界です。
そして、私は投資に手を染めましたので
企業が、いかに費用計上して、利益調整するかという世界が、
リアルなわけです。
もちろん、あまり行き過ぎると、食いつぶされるわけですが
彼らはそれを原資に、雇用や便益を開発するのです。
我々は、そのバランスを最適化する政治家に投票すべきであって
そして、その結果たる助成金や補助金は
すべからく頂戴するべきと考えます。
「据え膳喰わぬは武士の恥」です。
多くの大大名は、交易や利権を手にすることでその力を得ました。
「武士は食わねど高楊枝」というのは、
下っ端武士の羨望にしか過ぎないように思います。
画像の「宮本武蔵」もなにが本当でなにが逸話かよくわかりませんが、
司馬遼太郎の真説宮本武蔵で描かれる彼は、
ストイックな剣の道の求道者というより
マネーがっぽりのコンサル業みたいな感じなわけです。
結論が遅くなりましたが
例えばふるさと納税には、税金を安くする以外に
そもそも収入が少ないと見せかけるようにする効用があります。
課税対象所得が少ない→税金が安い
→収入が低い→であればもっと助けねば…
といった具合で、様々恩恵にあやかれる感があります。
(ただ、住宅ローンとか考えている人は、
その与信がNGなどデメリットはありそうです)
NISAやiDeCoも、全部活用するべきです。
知っていても、行動に移さないひとが
なんと多いように近頃感じられます。
2017年4月12日水曜日
コラム:仙台出張
なんだかんだで一年おきくらいで国内主要都市に出張しています。
しょっちゅうというほどでもなく、かといって少ないわけでもなく
この中途半端な頻度が微妙でして、
「今度来たときには」というのを覚えるでもなく、
思い出すでもなくというところで
結果、毎回つまらなく過ごしてしまうことが多々あります。
そこで、
第一義は私の防備ですが、貧乏サラリーマンの楽しみ方として
誰かの参考になるかもしれないと思い、
時々ここにメモを書き留めることにしました。
今回は、仙台です。
【1.閉店が早い!】
今回19時すぎに東京を立ち、21時くらいにに仙台について、
ちょいと食べ飲みしようかなと歩くと結構みんな店が終わってしまっています。
東京以外は共通かも知れませんが、
20時までには到着すべき街だと思いました。
【2.国分町!】
の方に歩いていくと、さすがに開いている店も多いです。
ただ、誰か連れがいれば、どっか入るのですが
一人旅で、ちょい飲みセット1500円くらいを求めている
私に合う店は、ちょっと見いだせませんでした。
あと、歩いて行けますが、冬場は距離的に辛く、
かといって地下鉄やタクるのもどうかという距離感です。
それを使うと、実質が1500円で全然済んでないですし。
【3.魚は基本旨い!】
で、諦めたけど腹は減ったので普通の居酒屋
(ただし、都内にはない地場チェーン)に入って
煮付けと地酒で切り出しましたが普通に魚は旨いです。
結局酒が進んで、ほや とか手を出して3000円くらいになってしまいましたが。。。
これをちょい飲みでセット的にやってくれると、きっと流行るかと(買い手目線のみ)
たぶん、魚に関して、あえて大外れに当たるのが難しいくらい、
どこも普通にうまいと思われます。
【4.牛タン!】
翌日のランチで物色しましたが
駅周辺はだいたい1500円くらいの相場感を守るため、
誰も1000円以下でとかぶちこんでない感じがします。
そのラインが確立しているので、非牛タンの定食でも1000円というように、
駅付近の相場も支えられているように感じます。
一方の買い手の方は、たまに来たし、いくばくか
出張手当的なものもあるから、折り合う訳です。
私は、貧乏サラリーマンで、しかも昨夜妥協したので遺憾ではあるのですが、
駅ナカで1000円の鮨の握りセットを食べましたが普通に旨かったです。
さっき、どこで魚を食べても普通に旨いだろうと書いたのは、
こういう事情があったからです。
【5.結局】
帰りに新幹線のホームで買った牛タンおにぎりが、私としてはコスパ絶賛です。
2017年4月8日土曜日
201703_月次レポート
【概況】
元本保全性(元本成長率)
158.2%(前月比+1.1P)
当ブログにおける元本保全性は、月末時点の総資産評価額(円建て)を証券会社への純入金累計額(出金は相殺。売却益、配当等の再投資額は含まない。円建て)で割ることで算出しています。
配当等収益額(税抜、手取りベース)
9,387円
月中に生じた、配当金、分配金、貸株金利受取等の税抜後の受取総額(円建て)となります。なお、期間中に発生した売却益は含まれません。
--ご参考--
ドル円レート
前月末112.7円 → 今月末 111.4円
世界株式ETF(VT)
前月末64.52米ドル(円換算7,271.4円)
→ 今月末65.22米ドル(同7,265.5円)
日経平均
前月末19,118.99円 → 今月末18,909.26円
【月中の運用経過】
3月のグローバル金融市場は
月末にオバマケア代替案がとん挫するなど
トランプ政権期待剥落があり、やや軟調に推移しました。
このような環境のもと
当ファンドの元本保全性は微増ですが
逆行高となりました。
主な要因は
保有新興国関連ETFの底堅さ
日本中小型保有株の堅調
です。
【来月の運用方針】
ヨーロッパの反グローバリズム懸念で
1386 UBSETF欧州株
の買場を期待しています。
それ以外は、基本新興国買い増し継続です。
2017年4月1日土曜日
1577_NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 《愛称》日本株高配当70ETF
3月末配当落ち~翌週で、
安く買い仕込める傾向があるのが、当ETFです。
なお、上場して期間がなく出来高がないので
検証が完全にできませんが、たぶん
1399_上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ
(愛称:上場高配当低ボラティリティ)
も同じ傾向が期待されます。
(私のターゲットは実はこっちです)
【過去動向と取組手口】
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/search/chart.html?ric=1577.T
皆様ご自身がご契約の証券会社webサービスに
ログインしてチャートを確認するときっと分かりやすいのですが
当ETFは概ね
→a.3月末時期の、構成銘柄の配当権利落ち
→b. 翌週、自身のETF自身の、分配権利落ち
の2週間に、安く買い仕込める傾向があります。
私は、この最近2ヶ月程度の値動きの下値を参考に
かなり低いところで指値を入れて
約定しないか糸を垂れています。
いちばんいいシナリオは
aからbのタイミングで、極端に下げる局面があって約定
その後値を戻し、分配もゲットし、
資産価額もトレンド回帰するパターンですが
b以後のタイミングで約定しても
その後長期で持ち続ける前提であれば
「安く買えたな」ということで、
それはそれで、良しとできます。
【長期見通し】
もちろん、長期で持ち続ける前提なら
基本的に長期見通しが明るくないといけませんが、
たまに主張する通り、私は、現状として
日本は長期的に人口減の対応が見通せず
弱気なのです。
それでも、緩やかに右肩下がりの日本国株の
極端な下落シーンを拾っていくと
結果的に安く買い増しができて
配当のインカムゲインを加味すれば、この取り組みでは
プラスの採算が期待できると思っているのです。
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