0.背景
http://maddogdow.blog.jp/archives/61294285.htmlという経緯があって、私は当社の株を100株握りしめています。
当然、株主総会の案内が毎年届きます。
いつも、「事業説明会」もやるので来てくださいという旨
書き添えてあるので、レアメタル戦略についての
踏み込んだ話をしているのだろうと期待し
いつか行こうと思っていました。
1.ついに今年行ってみた! が…
それで、ついに今年、副業を休んで、大枚をはたいて郡山まで新幹線で行ってみましたが、とってもがっかりしました。
株主総会は招集通知記載事項がそのまま読まれるに過ぎず
質疑に対する応答も具体的定量的な説明に著しく欠ける。
結局、田舎の銀行とオーナーで過半の議決権があって
総会に実質的意味のないのは、どこの企業も同じかもしれませんが、
もっとも楽しみにしていた総会後の事業説明会というのも
webサイトのIRにアップされているノート資料を
20分かけて一方的に忠実に読み上げ、質疑受け付けもなく終わり。
http://www.asaka.co.jp/investor/irlibrary/files/44b6681998fa8bac214e5d72b44ef1607678ad9b.pdf
すごくがっかりしました。
2.具体性、定量性に乏しい質疑応答
「都市鉱山からの貴金属の効率的取り出し」が当社の強みといっているが、利益率がとても低いと感じています。
その点について、なにがコストダウンの課題で
設備投資をしているようだが、どう良化が見通せるのかを尋ねましたが
具体性、定量性に欠く、まったく要領を得ない回答でした。
あと
他の株主さんが静かすぎて不思議だったのですが
皆さんもろもろすべてを分かったうえで
大人の対応をしていたということかも知れません。
3.一方通行の事業説明
レアメタル、レアアースは、中国が嫌がらせ的に輸出を抑制し不安視されたり、でもすぐに代替素材が開発されたりとよくわからないので
例えば
・この元素はいまのところ代わりがなくて
・電気自動車で必須で
・当社の技術でこんなことを目指している…
とか、夢のある話を期待していたのですが
冒頭書いたように
それがwebサイトのIRにアップされているノート資料を
20分かけて一方的に忠実に読み上げたのみ
質疑受け付けもなく終わりでした。
4.投資判断
そもそも当社に、そういう期待をして投資するなという話だと思いますが、まともに評価すると「中期弱気」です。
他の株主さんが静かすぎて不思議だったのですが
もしかしたら、みんなそんなことは分かり切っているから
大人の対応をされたということなのかもしれません。
FRBが利上げしているので、普通に考えれば
金市況にネガティブ、景気にもネガティブです。
当社自身の2019年度の業績予想も売上利益ともマイナスなのは
仕方ないとしても、中期的に各種施策によって
そこから飛躍するんだという部分で
具体的定量的な期待感が感じられません。
結局、当社への投資は、「一発材料期待」という
ことでしかない気がします。
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