2018年12月29日土曜日

第48回:NISAロールオーバー戦略


【1.概況】

当ファンドのNISAの運用方針は
元本を保全しつつ、配当利回りを最大化するという方針で進めてまいりました
http://maddogdow.blog.jp/archives/43966104.html
NISA枠の資産は、基本配当利回り2%以上の内外ETFで固めてきました。

状況としては、12月初頭は
資産価額評価額も大幅なプラス、累計の配当収入も40万円超で
目論見通りの大成功とご報告できそうでしたが
日本時間12/26夜時点でマイナスに転換しております。
画面のキャプチャは12/26夜時点のものです.

【2.2014年の明細について】

基本NISA枠で購入のものは、高配当を期待し持ち続けるという方針ですが
画面キャプチャの2014年保有分の赤丸部分
売却益が計上されているのは
1565_日経カバードコール指数上場投信(日経カバコETF)
http://maddogdow.blog.jp/archives/67234598.html
に梯子を外されたせいです。

【3.2019年の投資戦略】

2018年年末大詰めでの世界的な株式急落は
神の恵みかもしれないと思っています。

というのは、12月月初の2014年購入分資産価額で
ロールオーバされてしまった場合
2019年は概ね20万円しか追加購入できない見通してしたが

このまま年末を迎え2014年購入分がロールオーバされると
2019年は40万円弱もNISA枠で追加購入ができるためです。

さすがに2018年12月の世界的急落はかわせませんでしたが
当ファンドのNISA枠資産群は
波乱の2018年を総じてプラスで保ってきました。

その観点でいえば
  • 2019年に40万円程度も追加で買える
  • ロールオーバ約80万の資産群は、この暴落から平均回帰した場合相当な含み益増が期待できる
  • 配当収益はほぼ固い構成になっている
ということで、非常に美味しい状況が
NISA5年目の土壇場で現出したと思っています。

2019年は、NISA資産から期待される20万円超の配当収益に加え
それ以外の一般口座、特定口座の配当収益を加えた収益を
保有NISA資産でもっとも含み損が拡大している
高配当ETFの購入に充て、
さらに配当収益の最大化を推進する方針です。

2018年12月21日金曜日

8079 _正栄食品工業


2018年12月13日のIR発表にて、
当期の営業減益及び来期の減益見通しを受け
2日連続のストップになっています。

その発表の翌日、株主優待のお菓子詰め合わせが届き、
マロングラッセが入っているなどがあって
まんまと売りそびれました。

ただ、当社は売上は伸長していて
赤字転落したわけではないです。
現状はグローバルに株式は不安定であって
それに連れて、下がりすぎではないかと思います。
私は、まだ期待しています。


それで、当社の減益発表と同時に
公表された決算補足資料を一読し
http://disclosure.ifis.co.jp/data/disclose/b1/20181212/140120181212448683.pdf
勝手に「私的な提言」を書くと

当社は従来、日本⇔米国⇔中国という拠点網で
各地で産品を仕入、加工等付加価値をつけ
需要があるところで売るというビジネスであって
当社IRで記載の通り
米中貿易摩擦の不透明感が
非常に懸念であることは理解できます。

なので、国内は長期的に人口減で
市場縮小というのはそうなのですが
ここ1,2年は徹底的に
国内の伸びしろを追求するという中期戦略を
思い切って出していただきたかったと思います。

たとえば、同社のナッツ類製品を
従前のお菓子の用途から、
直近伸長しつつある家飲みのつまみ
としての用途提案を徹底する。
そのために、ビール大手のKと
小売り王手のSとこういう風に
OEM製品の販売を握り販売拡大する。

とか、より具体的な見通しと取組を期待します。

2018年12月19日水曜日

201811_月次レポート


【概況】
元本保全性(元本成長率)
 154.2%(前月比+3.5P)
当ブログにおける元本保全性は、月末時点の総資産評価額(円建て)を証券会社への純入金累計額(出金は相殺。売却益、配当等の再投資額は含まない。円建て)で割ることで算出しています。

配当等収益額(税抜、手取りベース)
 10,552円
月中に生じた、配当金、分配金、貸株金利受取等の税抜後の受取総額(円建て)となります。なお、期間中に発生した売却益は含まれません。

--ご参考--

ドル円レート
 前月末112.7円 → 今月末113.4円
世界株式ETF(VT)
 前月末70.00米ドル(円換算7,889.0円)
  → 今月末70.50米ドル(同7,994.7円)
日経平均
 前月末21,920.46円  → 今月末22,351.06円


【月中の運用経過および来月の運用方針】
先月月末時点の当ファンド資産価額は
先月末比プラスとなりました。

ただ、日々のボラティリティが激しく
たまたま月末時点の集計でプラスだった
というのが率直な状況です。

NISA枠の買付もほぼほぼ使い切った状況ですので
12月は静観しようと考えています。

2018年12月15日土曜日

5724_アサカ理研


0.背景

http://maddogdow.blog.jp/archives/61294285.html
という経緯があって、私は当社の株を100株握りしめています。
当然、株主総会の案内が毎年届きます。
いつも、「事業説明会」もやるので来てくださいという旨
書き添えてあるので、レアメタル戦略についての
踏み込んだ話をしているのだろうと期待し
いつか行こうと思っていました。

1.ついに今年行ってみた! が…

それで、ついに今年、副業を休んで、大枚をはたいて
郡山まで新幹線で行ってみましたが、とってもがっかりしました。

株主総会は招集通知記載事項がそのまま読まれるに過ぎず
質疑に対する応答も具体的定量的な説明に著しく欠ける。
結局、田舎の銀行とオーナーで過半の議決権があって
総会に実質的意味のないのは、どこの企業も同じかもしれませんが、

もっとも楽しみにしていた総会後の事業説明会というのも
webサイトのIRにアップされているノート資料を
20分かけて一方的に忠実に読み上げ、質疑受け付けもなく終わり。
http://www.asaka.co.jp/investor/irlibrary/files/44b6681998fa8bac214e5d72b44ef1607678ad9b.pdf
すごくがっかりしました。

2.具体性、定量性に乏しい質疑応答

「都市鉱山からの貴金属の効率的取り出し」
が当社の強みといっているが、利益率がとても低いと感じています。
その点について、なにがコストダウンの課題で
設備投資をしているようだが、どう良化が見通せるのかを尋ねましたが
具体性、定量性に欠く、まったく要領を得ない回答でした。

あと
他の株主さんが静かすぎて不思議だったのですが
皆さんもろもろすべてを分かったうえで
大人の対応をしていたということかも知れません。

3.一方通行の事業説明

レアメタル、レアアースは、中国が嫌がらせ的に輸出を抑制し不安視されたり、
でもすぐに代替素材が開発されたりとよくわからないので
例えば
・この元素はいまのところ代わりがなくて
・電気自動車で必須で
・当社の技術でこんなことを目指している…
とか、夢のある話を期待していたのですが

冒頭書いたように
それがwebサイトのIRにアップされているノート資料を
20分かけて一方的に忠実に読み上げたのみ
質疑受け付けもなく終わりでした。

4.投資判断

そもそも当社に、そういう期待をして投資するなという話だと思いますが、
まともに評価すると「中期弱気」です。
他の株主さんが静かすぎて不思議だったのですが
もしかしたら、みんなそんなことは分かり切っているから
大人の対応をされたということなのかもしれません。

FRBが利上げしているので、普通に考えれば
金市況にネガティブ、景気にもネガティブです。

当社自身の2019年度の業績予想も売上利益ともマイナスなのは
仕方ないとしても、中期的に各種施策によって
そこから飛躍するんだという部分で
具体的定量的な期待感が感じられません。

結局、当社への投資は、「一発材料期待」という
ことでしかない気がします。

追伸.

お土産のお饅頭は大変美味しかったです。