ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
2017年7月1日土曜日
8410_セブン銀行
株主総会に行って、特に中期経営計画について聞いてきました。
私の所見としては
国内事業 ○
同社経営陣はフィンテックなどの劇的進展による
キャッシュレス決済の多様化など危機感を表明していたが、
お金という保守的な分野で
高齢化する我が国利用者層を考えれば、
利用者がそれに追い付くのには時間がかかろう。
少なくとも、向こう3年は心配するに足りないと考えます。
海外事業 △
すでに米国子会社FCSI6000件のATM実績から導いている、
利用件数と単価があって、これを米国セブンイレブンに
8000台導入した場合を想定した
台当たり利用件数、単価、米国総展開台数にて
中計を導いているとのこと。
ということは、立ち上がりはある程度スムーズなはずで、
換言すると、立ち上がりを注視していればいいだろう。
予想に反して、立ち上がりの一年目が苦戦ということだと、
残り2年でリカバリーして、中計達成するのは難しいだろう。
というように理解しました。
その他
冷静に考えれば配当還元がもっとも効率的ですが、
社長が、担当役員の答弁を半分打ち消す形で
株主優待を検討してみたいと行ってました。
日本マクドナルドがそうであるように
優待は大衆を取り込んで株価を下支えするのに効果的でしょう。
でも、なにがいいんでしょうな。
やっぱりセブンプレミアム?でも、数百円の品なら、
現金配当もらって、買いたいひとは近所の
セブンイレブンで買ったほうが合理的です。
本来、配当にするはずの原資を
優待にしてしまうと、送料等余計なコストもかかります。
じゃあnanacoカードではといわれても
やっぱりどこでも使える現金配当が一番という話になります。
なんだか暗示的です。
同社は、本業でもキャッシュレスのフィールドで
なにかものすごい便益を生み出せるか否か
その辺が長期的な課題になるでしょう。
中期強気、長期中立で見守ります。
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