ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
2017年6月24日土曜日
UNTR_PT United Tractors Tbk(ユナイテッド・トラクターズ)
インドネシアで重機を売っているのと
自身で鉱山開拓、資源販売をしている会社です。
2012年後半くらいからから500株ほどホールドしていました。
基本的に、新興国インドネシアはインフラ開発需要が豊富で
中期で株価は戻ってくると信じた。という単純な理由です。
それを最近400株を放出しました。
以下、見解です。
同社株価は、近頃の石炭価格の上昇にサポートされ、
2012年前半以来の高値圏に達しました。
しかし、現在は、シェール革命など
エネルギー事情が多様化しています。
にもかかわらず当時と同じ高値圏に達した。
というのが一番の放出理由です。
同社は石炭依存を下げて
重機販売を伸ばしたい様子で、
この先、多分中国が財政支出して絶好調、
石炭需要がすごかったであろう2007年時期の
インドネシア国内の重機の
リプレース時期も重なってくると
さらに一段の上昇可能性はあるものの
逆にそれが同社の限界かなとも思う次第です。
というのも、同社はコマツなどから
建機を輸入して販売しています。
メーカではありません。
例えば中国の「一帯一路」構想で
世界的に重機需要が盛り上がったとしても
それを取れるのは、三一重工等中国内企業と
キャタピラ、コマツといったグローバルプレイヤーであって
同社はその恩恵には、石炭価格が保たれるなど
間接的にしかあやかれないと思います。
それで、100株残したのは長く持っていた愛着からですが
また3年後くらいに低迷していたら再び買い増して、
またその数年後に売るのかもしれません。
ただ、その観点では、基本的に人口動態が理想的で
長期で見ると基本的に右肩上がりが期待できる
インドネシアパッシブETFを握っているほうが
よっぽど賢い気がしています。
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