はじめに
病気としてというよりも、社会的にコロナ禍が緩和しつつあるように思います。両親が新型コロナに罹患回復済みということもあり、安心して(?)2022年のお盆は帰省しました。
3年ぶりに会う私の両親は元気ではあるものの、やはり歳はとったなあと思いました。コロナ以前は概ね半年毎に会う機会があったわけでそういう感覚を覚えることはなかったのですが、3年も空けると時間の経過がくっきり出て、そう思わせるのだと思います。その流れで、自分が子供の頃、親に何を教わったかを反芻させられました。
といっても、様々なことがもはや断片のエピソードとしてくらいしか記憶にないのですが、父に「借金はするな。これは家訓だ」と言われていたことと、倹約家の母の背中を見て育ったことが、大人になってからの私のライフスタイルや価値観に強い影響を与えていることを再確認しました。私は両親のおかげで、幸せな生活を送れているのだと思っています。
もちろん、借金というリスクを取って事業などで大成功し、豪奢な生活をしている人から見ると私の人生は必ずしも成功に見えない気もします。「自分の幸せは自分の心が決める」ということでしょう。
前置きが長くなりましたが、最近、私自身が私の子供になにを伝えられるか考えています。
検討過程
「人様に迷惑をかけるな」にしようと思いましたが、一般常識・社会通念・法律規範などの範疇にあって、学校生活など成長過程で通常会得するようなものは、あえて言う必要がないかなと思いました。もちろん、もしそこで脱落しそうな気配があれば、そのレベルに立ち戻る必要はありますが、いまのところは大丈夫そうです。
それと、私の持論というより後悔として、視力と歯は悪くなると取り返しがつかない。身長と運動経験は後で得たいと思ってもほぼ無理。勉強は難度はとても高くなるが歳をとってもなんとかなる。
というものがあって、いまも折に触れ子供に言って聞かせているものの、大人になって思い出せても後の祭りに近い事項だとおもいます。それもひっくるめて「健康第一」というのはその通りですが、言わずもがなの当たりまえな気がします。
したがって、例えば「借金」のように一般常識・社会通念・法律的には選択は自由であって正解もないものであるが、自身の経験と見分の中で、自身の経験のなかでの一番の成功体験と、自身の経験に加え、見分も加味したなかでのハイリスク事項を抽出して伝えるのがいいだろうと思い、以下の3点を子供に伝えようと思います。
家訓
- 借金せず、倹約し、パッシブ投資をせよ
- 信用取引は手掛けるな
- 宗教に10円を超えて深入りするな