ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
2017年5月27日土曜日
8410_セブン銀行
ここ数カ月我慢の期間が続いておりましたが
私はかねてから中期強気視しております。
先日、中期経営計画が発表され、
http://www.sevenbank.co.jp/corp/news/2017/pdf/20170512_J3_PR.pdf
市場も好感している様子で、株価も離陸の兆しを感じます。
【中期経営計画について】
海外事業について、私のかねてからの懸念である、
米国って普通のスーパーのレジでお金を
下ろすのが定着しているみたいだけど、
どういう勝算なの?というところは、
定量的に数字を張ってきたところに自信を感じますが
定性的な説明には、なおぼんやりしてある感じがします。
米国でもどういう人、どういう利用シーンがターゲットで
だから利用件数はこう、単価はこうで勝算がある
というのが分かりません。内心は確信があるのだが、
他社競合に伏せたく、だしたくないということならばいいのですが。。。
インドネシアはプラスアルファというのは理解します。
私も現地ニーズはよく分かりません。
島国で、若年人口が多くスマホが
大変普及しているというのが私の基本認識で
もしかしたら、既存展開とは真逆で、
同地域ではキャッシュレスを主導するとかが
サクセスファクターになるかもしれません。
国内事業については、総じて手堅い印象です。
・2016年度の売上1,216憶に対し
国内上乗せ目標150億(+112%)
・現状のatm台数24300台に対し
中期国内設置台数総増3000台(+112%)
ということで、現状の利用単価、件数を維持しつつ
台数を増やせば、達成は固そうです。
競合の追従も、今のところ心配ないと思います。
新生銀行に至っては、自行内のatmを、
自行ではなくセブン銀行atmにしてしまう様相です。
イオン銀行がこういう入り込みをできる姿が、ちょっと想像できません。
【リスク認識と見解まとめ】
現在言われている範囲、プラスアルファも含め
トランプがなにをやってくると同社に強い逆風になるのかといこうととと
先ほどの、基本的な米国での勝算についてを、私はリスクと捉えています。
ただ、まとめとして、基本同社には私はポジティブです。
大変期待しています。
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