2017年10月25日水曜日

TRAM_トラダ海運(TRADA MARITIME Tbk PT)



【自身の投資判断についての精度評価…A】

2015年8月時点
http://maddogdow.blog.jp/archives/39911708.html
 ・その時期の価格 1株約50ルピア(※2014年時期9000ルピアより暴落)
 ・見通し 塩漬け
   ↓
2016年11月時点
http://maddogdow.blog.jp/archives/67478769.html
 ・その時期の価格 1株約170ルピア
 ・見通し 塩づけ
   ↓
最近
 ・価格  165ルピア
 

【従来予想の論旨】

2015年8月期においては
不正行為で信用を失墜した会社が
しかもwebサイトもろくに更新しておらず
そんな会社の株なんて買うべきではないと
自戒含め書きました。

2016年11月期においては
動意づいているが手を出すべきではないと断じました。
(170ルピア)

結果、最近で165ルピアということで
従来予想を「塩漬け」として、その通りに推移していますので
予想が当たったか外れたかという
自己評価は「A」と考えています。
(※投資損益は‐80%弱の含み損です)


【今後の予想…強気!?】

相変わらずなんらIRしてないだろうなあとおもったら
http://www.tram.co.id/maritime/content/50
更新追加されてました。

P4グラフでは粗利益が持ち直し
P12にCEOの挨拶として
"The year 2016 was a recovery year for the Company"
とあります。

もし2017年の収益(Revenue)が回復するようなら
様々な整理が完了した可能性を感じます。


以上は同社発表なので、「そのまま信じるのか?」
という点ですが、2015年→2017年まで
結局上場廃止せず生き延び、
ここへきて粗利も株価も回復の兆しがあることは
結構な裏付けのような気がしています。

そして、インドネシアは島国のため
基本的な海運需要は底堅いように思います。
以上から、ギャンブラーな方は
ここから買うのは結構面白い気がしないでもありません。

なお、私のポジション上は累積の購入分が
桁違いの含み損となっているので、私は塩漬けです。



【※留意事項 投資判断は自己責任で】

このブログは単に筆者の意見を表明するものです。情報提供すら目的にしておりません。筆者が所有する情報量は極めて乏しく、その知識も極めて怪しいです。銘柄の選択、売買価格等の投資に関する最終決定は読者ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、読者が本ブログに基づいて損害を被ったとしても筆者は一切その責任を負うものではありません。

2017年10月21日土曜日

IDX_マーケット・ベクトル・インドネシア・インデックスETF


2年程前の自分の予想を恐る恐る振り返りつつ
たいして反省もせず、ここから数年の中期予想を
無責任に書いております。
今回の銘柄は、
 IDX_マーケット・ベクトル・インドネシア・インデックスETF
です

【1.結果概要】

2015年9月 当時の状況と予想
・同ETF価額 … $18前後
・VT価額 … $56前後
・当ファンド見通し予想 … 強気

 ↓

2017年10月 最近の状況
・同社 … $23.5前後
・VT価額 … $71前後


【2.自己評価…通知表B】

同国は資源輸出依存国と見做されていて
当時、資源価格の下落、中国経済減速懸念で
新興国経済はネガティブ視されていましたが
私は、人口動態から内需が強く強気としました。
http://maddogdow.blog.jp/archives/42099954.html

結果は、概ねその通りになったと考えています。
ただ、私の内心はもうひと伸びを期待していたことから
自己評価はA~Eの五段階評価中、Bです。


【3.中期見通…強気】

引き続き、同国内需は堅調に推移すると認識しており
https://www.jetro.go.jp/world/asia/idn/basic_03.html

そこに世界経済堅調による
資源価格の復調が加わることで
著しい地政学リスクや極端なFRB利上げ推進がなければ
ここ数年で
もう一段の上昇余地があるように思います。

2017年10月18日水曜日

RATCHn_ラチャブリ・エレクトリシティ

2年程前の自分の予想を恐る恐る振り返りつつ
たいして反省もせず、ここから数年の中期予想を
無責任に言い放っております。
今回の銘柄は、タイ国の電力会社
 RATCHn_ラチャブリ・エレクトリシティ
です


【1.結果概要】

2015年8月 当時の状況と予想
・同社 … 53THB前後
・SET指数 … 1400THB前後
・当ファンド見通し予想 … 強気

 ↓ 配当利回りは4%強で推移

2017年10月 最近の状況
・同社 … 55THB前後
・SET指数 … 1700THB前後


【2.当時予想の概要】

ベースを高配当を享受しつつ
ミャンマー進出等による業容拡大を期待しました。
http://maddogdow.blog.jp/archives/39863112.html


【3.自己評価 C】

予想通り高配当でのインカムゲインは堅調に推移しました。
一方で、ミャンマーの材料化は顕著に現れませんでした。


【4.ここからの中期見通し 強気】

ミャンマー関連としての材料化を期待しつつ
中期見通し 強気予想にて更新します。
詳細はよくわかりませんが
同社は最近鉄道プロジェクト参入など
事業の多角化が行われおり、

そこからのミャンマー材料化可能性にも期待します。

2017年10月14日土曜日

第35回:セミリタイア


前々からセミリタイアを考えていますが、
最近とみにそうしたいという願望が強くなりつつあります。
そこで、自分として、こうなっていれば
セミリタイアが成立するという要件を
整理しておこうと思います。

同じ志をもった誰かの参考になれば幸いです。


【1.240万円】

昨今アベノミクスで賃上げを推進する機運ですが
それ以前は年収400万円時代の到来と言われていました。
年収は普通に考えれば総支給額と思います。
手取りでいうと月額20万(年間240万)くらいかとおもわれます。

それで私は配当重視の投資を行っており
概ねの配当利回りは税引き前2.5%~となっています。
この前提で、必要な投資資産(X)を計算するには
===
X ⋇ 期待配当利回り0.025 ⋇ 課税20%されるので0.8 → 240万円
(NISAによる配当非課税はいったん考えない)
===
という式で考えることができます。

解いていくと、
240万円を手取りで得るためには
税引き前配当金額は300万円で
2.5%の配当利回りで300万円の配当を得るためには
投資資産(X)は1億2千万円必要な計算になります。
これは、かなりハードルが高いです。


【2.10万円分は働く】

そこで、もともと目指すところはセミリタイアなので
例えば毎月10万円は何らかの労働で確保する前提にすると
投信資産は6千万、税引き前配当は150万円でよい
となります。

道のりはまだまだ遠いですが、
これくらいだと、まだ現実的な感じがします。


【3.基本的な狙い】

私がセミリタイアを考えるのは、わが国において
従来型のサラリーマンで定年まで(65歳としても)という前提が
 → 常に新興国、国内競合、社内競合にさらされる消耗戦
 → 仮に定年まで留まると、その後の稼ぎや生きがいへのシフトができない
と考えているためです。

早い段階で(できうれば40代前半)
配当収益など不労所得をベーシックインカムとして確保しつつ
 → 地域社会に貢献する形で
 → 高生産性(フルタイムでない働き方で10万円程度を確保)
にシフトし、その生き方で地盤を築くほうが
結果的に65歳以降も仕事と生きがいを確保でき
息の長い充実した人生が送れそうだと思われる。

というのが、私にとってのセミリタイアシナリオです。


【4.有望な生き方の例】

ローカルで、コミュニティとホスピタリティに
根ざした生き方が、おそらくITや機械に浸食されず
それなりの付加価値を維持できる生き方のように思います。

介護ビジネス労働は全般に付加価値が低い状況にありますが
例えば作業療法士のようなポジションは
個々の状況に応じたフィジカルな部分と
メンタルに働きかける要素があって
ITは補助ツールとしては有用だけれども
それに置換されるのは当面ないように思います。

農村社会で、例えばその地域の特産品や
観光資源を見出し生産、ブランド育成、販売先まで
全体をプランニングするような生き方も有望なように思います

また、このような生き様が成功しているとすれば
廉価で有用な金融教育も提供できるように思います。
このあたりにも、ニーズが見いだせそうな気がしています。

インカムゲインを確保できるよう投資活動を進めながら,
有望、ニッチな生き方を見出すことを
並行して進めようと思っています。

2017年10月11日水曜日

9358_宇徳


私は当ブログで記事を書く時
その銘柄の向こう3年間への期待を
中期見通し(強気or中立or弱気or塩漬け)
で書くようにしています。

向こう3年の予想だとすれば、2年経過時点で
ほぼほぼ大勢は決しています。
それで、恐る恐る2年前に書いたことを検証しつつ
無謀というか懲りずに、次の3年間の見通しを考えて、
恥知らずにもまた書いてみる。ということを近頃しています。
(注:筆者の個人的見解であり、
 いかなる保証をするものではありません)

===

【結果概要】

2015年8月 当時の価格
・9358_宇徳 … 480円前後
・日経平均 … 18000円前後
・私の当時の中期見通し判断 … 強気

2017年9月 最近の価格
・9358_宇徳 … 500円前後
・日経平均 … 20000円前後


【自己評価…通知表D】

同社の売上構成の半分弱である港湾事業について
2015年8月期はチャイナショック、そこから円高進行
以降、1年あまり貿易取扱いが減少した。
またトランプ政権誕生により
TPP構想から米国が離脱したこともネガティブとなった。

私としては、国土強靭化やインフラ老朽化等の背景から
国内のプラント事業において橋梁工事などのへ超重量物輸送
について期待したが
劇的な受注増は発現しなかった。

最近、米国経済が牽引して、世界経済の
緩やかな回復が言われており
同社の株価も復調しつつあるが

日経平均を著しく上回るパフォーマンスは現出しておらず
したがって「強気」見通しは外れたものと認識。


【中期見通し…強気】

現在の水準を起点に、性懲りもなく「強気」です。
理由としては

1.事業環境
ヤマト運輸が口火を切る形で
物流単価が値上げ基調であり
同社にもその恩恵があると考える。

2.港湾事業
中国で一帯一路構想による建機需要喚起及び
さらに北京オリンピック等が2008年だったことを
考えると中国の重機需要サイクルが来る気がする。
これは同社港湾事業(柱の一つが建機取扱である)にポジティブ

参考:コマツ最近のIR
https://home.komatsu/jp/ir/library/results/__icsFiles/afieldfile/2017/07/28/presentation_note.pdf

3.プラント事業(橋梁)
全国の道路が老朽化している。

同社の主要取引先である清水建設の
橋梁制作を中心とする子会社
日本ファブテックの29年度予想は
売上497憶となっている(前年度398憶)
https://www.shimz.co.jp/ir/pdf/170511_6.pdf

制作がされるということは、
それは設置されるという理屈であり
宇徳への橋梁輸送、設置工事も増加が予想される。

1.2.3.の波のタイミングが重なることを
向こう3年間に期待しており
そうしたわけで、中期見通しを「強気」とします。

2017年10月7日土曜日

GULF_ウィズダムツリー ミドル・イースト・ディビデンド・ファンド


当ブログでは、個別銘柄とETFを取り上げる際
私としての中期見通しを
 強気・中立・弱気・塩漬け
として書いてます。
(注:筆者の個人的見解であり、
 いかなる保証をするものではありません)

それで、経営や投資で中期といった場合は
概ね3年という時間軸と思います。
ということは、2年経過時点で、
目論見どおりになっているかいないかで
普通に考えれば、大勢は決しているように思います。

ということで自分自身の2年超前の見解と
現実にどうなったか結果を確認し(怖い)、
そして、また懲りずに中期見通しを書いて
見解を更新しようと思います。
(注:繰り返しになりますが
 筆者の個人的見解であり、
 いかなる保証をするものではありません)

それでは、このブログを開始した初期の頃、
2年ちょっと前に言及した
 GULF_ウィズダムツリー ミドル・イースト・ディビデンド・ファンド
 http://maddogdow.blog.jp/archives/39485517.html
について書いてみたいと思います。

===

【結果概要】

2015年8月 当時の価格
・GULF … $18前後
・VT(世界株式ETF) … $56前後
・私の当時の中期見通し判断 … 中立

2017年9月 最近の価格
・GULF … $17.5前後
・VT(世界株式ETF) … $71前後


【自己評価…通知表D】

2014年期に原油価格が米国シェール革命の顕在化
で真っ逆さまに下落も2015年8月期には底打ちの兆しを感じ
また、イスラム国情勢も沈静化しつつあると感じ
中立を予想した。

結果は
価格は横ばいでその点では予想通りであるが
世界株平均(VT)をマーケット全体の上昇ととらえると
それとの比較で著しく劣後したパフォーマンスとなった。



【中期見通…弱気】

基本的には、原油価格動向だと思います。
2017年前半は自動車のEV化がトピックス的に
言われ都度ネガティブなように思われますが
一方で世界景気の緩やかな堅調傾向で
実需に支えられているのか
原油価格は底堅く推移しています。

本来EVへの置き換えは数十年スパンのことです。
おそらく中期では、北朝鮮の暴発など
著しい地政学懸念が顕在化しない限りにおいて
ここからは、同地域には概ね世界株に追従したような
底堅い値動きを期待します。

ただ、同ETFの個別要因として
低流動性の問題が相変わらずであり、
当時から分かっていましたが
買いたいときに買えないなどを経験し
いい加減、うんざりしました。
同ETFの中期見通しを「弱気」見通しにて更新します。

実はまだサウジアラムコ上場が契機で
なんとかならないかと密かに期待していたりしますが
 http://maddogdow.blog.jp/archives/64604795.html
それはあくまで密かな期待です。

2017年10月4日水曜日

201709_月次レポート


【概況】

元本保全性(元本成長率)
 171.1%(前月比+0.4P)
当ブログにおける元本保全性は、月末時点の総資産評価額(円建て)を証券会社への純入金累計額(出金は相殺。売却益、配当等の再投資額は含まない。円建て)で割ることで算出しています。

配当等収益額(税抜、手取りベース)
 11,271円
月中に生じた、配当金、分配金、貸株金利受取等の税抜後の受取総額(円建て)となります。なお、期間中に発生した売却益は含まれません。

--ご参考--

ドル円レート
 前月末109.9円 → 今月末 112.46円
世界株式ETF(VT)
 前月末69.61米ドル(円換算7,650.1円)
  → 今月末70.72米ドル(同7,953.2円)
日経平均
 前月末19,646.24円  → 今月末20,356.28円


【月中の運用経過】

今月のマーケットは北朝鮮懸念は残りつつも後退。
米国FRBの適度な利上げ期待から
円安、株高で推移しました。

このような環境のもと、当ファンドの元本保全性も
プラスで推移いたしましたが、残念ながら
対世界株、日本株のインデックスの上昇に
劣後する形となりました。


【来月の運用方針】

引き続き北朝鮮リスク他で相場が揺らいだ時に
震源から遠い
 → ヨーロッパ
 → 南米
 → アフリカ
を重点に当該市場を対象にするETFを買い進めます。