ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
2017年8月24日木曜日
20170824臨時レポート_北朝鮮地政学リスク
米国政治が混迷するなかでそれの払しょくを
戦争に求めるかにも見れるトランプ大統領と
北朝鮮の恫喝合戦がエスカレート。
強く地政学リスクが意識され、
ここのところ日経平均は軟調に推移しています。
考えうるシナリオを列挙すると
1.結局、なんとなくフェードアウトする
2.米国が斬首作戦を皮切りに北朝鮮の鎮圧を短期間に成功
3.鎮圧にやや手間取り、日本にも軽微な被害が発生
4.早期鎮圧に失敗。日本の原発などが攻撃され、甚大未曽有の被害が発生
という形が考えられます。
それで、私の対応としては現在
・なんだかんだで堅調なヨーロッパ
・南米とアフリカ
のパッシブETFを買い増しています。
見立てとしては、まずなんだかんだで
1の結果に落ち着けば
もともと世界経済復調基調で緩やかに上昇していたので
その基調に回帰するだろうということです。
次に
3の結果になった場合、日本株は低迷が長期化する
可能性がありますが、物理的に遠いこれらの地域は
冷静を取り戻し、比較的早く回復するだろうと思います。
なお、
2の場合は、1から3の中間くらいなイメージです。
万一
4の結果になった場合
これは投資資金以前に生命の心配をしたほうがよいですが
「有事の円買いを超えて、超有事の円売り」になっていると思います。
生き延びることができた場合を考えると、
少なくとも、日本円で単一銀行に貯金しかない
という状況よりは、自分の財産を守れそうな気がします。
さて、短期的には以上の見立てをしているのですが
中期的には2~4が起こると
米中の緩衝地帯としての北朝鮮がなくなります。
その場合の情勢はもっと底知れず
日本はかつてない不安定な状況になるでしょう。
いま日経平均を買うというのは
1のみの可能性に張り込んでの
リバウンド狙いという気がして、ちょっと気が引けます。
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