2017年4月19日水曜日

第29回:相場急落時の対処法


米国と北朝鮮がミサイルをぶっ放し
地政学リスクがかなり強く意識され円高進行、
株は少し急落っぽい気配を感じております。
(本記事は日本時間4/12の夜、
 酒を飲みながら執筆入稿)

私としては、こういう時に
売場と買場を感じます。

いままでの傾向を観察すると
だいたい急落というのは
恐怖心から短期間で一気に来ます。
そして、その後の上昇というのは
「もう大丈夫かな?」という
疑心暗鬼のなかでジワジワと来るわけです。
(週足、月足で見たときです)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/data/dji.html

ということは、売買のペースも
これにあわせればよいということになります。
具体的には
1.十分に利が乗った個別株を売る
2.ETFの少しづつ買い
3.ボラティリティが落ち着いたら1を買い戻す
という対処になります。

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【1.十分に利が乗った個別株を売る】

いきなりですが、この1を仕込んでおく
というのがもっとも難しいのかもしれません。
私の場合、この銘柄選定では、
バリュー株でファンダメンタルに
確信が持てたものを選定しています。

これに成功して、十分に利が乗っている保有株について
月足移動平均を下回ったらという条件で
売りが発動するようにしています。

そして、相場急落時に、
自分自身でファンダメンタルが固いと思っている銘柄で
売りが発動してしまったときに
これは行き過ぎた急落環境ではないかと
自分自身で確信を持つというわけです。

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【2.ETFの少しづつ買い】

そして、1の売りで確保したキャッシュポジションで
VTや新興国のパッシブETFを
少しづつ買い始めます。

例えば人口の多い新興国を対象としたETFは
それが無価値になることはちょっと考えにくいです。
(その場合は核戦争が起きているとか、
 金融市場以前の、もっと致命的な何かが起こっていると思います)
そして、その人々の生活が
平均回帰への強い原動力になるわけです。

ETFの場合、一口当たりの金額が
概ね安いことも、一挙に買い増しにならないで済むのも利点です。
結果、相場の谷のどん底をピンポイントで
捉えることはほとんどできないのですが
結果的に底値圏をドルコスト平均法で捉えられるというわけです。

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【3.個別株の買い戻し】

市場のボラティリティが落ち着いたころ
(大体急落から数か月後のイメージ)
2のETF買いで購入余力が尽きていない場合には
もともとファンダメンタル有望と確信していた
1の株を買い戻します。

ディフェンシブなバリュー株だと
ボラティリティが落ち着いても
概ね1の頃の株価に対して
回復していないことが多く、狙い目となります。

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以上のルーティーンが
私の中ではここ数年で確立され
相応に奏功しております。
当然、絶対というものではないことを
念のため言い添えておきます。

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