2018年3月24日土曜日

コラム:エリス先生の『敗者のゲーム』を読んで


私の投資デビューを白状すると、
我ながらかなり安直かつ楽天的なほうなので
人口増の近未来で、水と食料、これが焦点になるに違いないと
それをテーマとしたアクティブ投信に
数百万をダイナミックに投信にぶち込みました。
(とはいっても、その夜は寝付けませんでした)

結果、数か月で数十万含み損となりました…

それで、より真剣にネットで検索して
例えばウォータバロン(水関連とされるいくつかのグローバル企業)は
水というテーマ以上に公共関連株として
値動きするものだとか学びながら
幸いその価格も回復し始め、まあそんな中で
ダウの狂犬戦略の原型のようなものに思い至りました。

事後、このブログも4年位やっておりますが
大勝はしないけれども
まあぼちぼちうまくいっているほうだと思っています。


そんなわけで、私は
・無料のネット検索情報
・実地体験
  まず、実体験としての含み損、含み益体験に加え
  少し勉強してみると、自然と貧乏サラリーマンとしての経験が
  紐づいて、自分的なファンダメンタル分析が完成した。
でいまのスタイルに行きついており、
→ 有料購読のネット情報
→ 書籍
などは基本一切見ていないのですが
このほどチャールズエリスの「敗者のゲーム」を
先日タダでもらったので読みました。

さすがに名著といわれることはあると思いました。

基本的に主張されているところは
===
1.
アクティブ投資が競い合った平均値がインデックス投資である。
よってインデックス投資は、
アクティブ投資の平均点を獲得できると同時に
コストがかからないので、
結果、アクティブ投信より実リターンの成績がいい。
2.
長期(数十年スパン)でのアセット別のリターンは、
平均的・統計的にほとんど決定されている。
よって、今日インデックス投信を購入し
明日市場が暴落というような状況でも(マーケットタイミング)
長期では、統計的に、極めて高いプラスリターン可能性を踏まえれば
さざなみにすぎず一喜一憂、狼狽するに足りない。
ドルコスト平均法で織り込めばいい。
3.
例えば20代の若者が40年後という時間軸でリターンを狙うなら
株式というアセットに100%配分で(国際分散は推奨)投資すると
統計的に最も報われる可能性が高い。
===
ということだと思います。
 
それで、私の結論としては
⇒ 株式を主体としたポートフォリオを構築し、
⇒ そこへ、バリュー平均法で臨むと
  安いときに多く買い、高いときには少しだけ買う。
というようにやると
現代ポートフォリオ理論をベースに
ゆるやかにマーケットタイミングメリットも
取り込んだ投資ができる気がしました。

それで貧乏サラリーマンである私が勤める会社にも
かろうじて確定拠出年金(401K)プランがありまして
これは月次の投入額が一定ですので
(もち、マッチング拠出フル枠使ってます)
こちらのほうは自動的にバリュー平均法で
買えていることになりそうです。

401kプランがない方でも、iDeCoに取り組めたり
つみたてNISAに取り組む場合に
とても参考になる書籍のように思います。

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