ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
2017年3月25日土曜日
03085_バンガード・FTSE・アジア(除く日本)高配当株式ETF
前回の記事で、私は韓国は率直に中期見通しをネガティブとしました。
一方で、中国は有望と思っています。
それで、その中華圏銘柄で構成7割超を占めて
(残り3割はアジア諸国で韓国は5%以下)
高配当銘柄にアプローチする
ツールが、表題の
バンガード・FTSE・アジア(除く日本)高配当株式ETF
です。
同銘柄に対する価格見通しは、強気に近いですが
中期中立で考えており、横ばいでも配当収益にて
相応に収益を狙えると考えます。
以下、私の個人的見解をメモしておきたいと思います。
【1.鬼城?】
中国語でゴーストタウンの意だそうです。
それで、同国については鬼城やら、
シャドーバンキングだとかの懸念を
2015年以前から言われてきたわけですが
2017年の今日、結果的にそれが
破裂していない事実は
実績として素直に受け取るべきと思います。
感情論や先入観を抜きに、
よくコントロールされた国家という
事実を認識すべきと思います。
実は鬼城を解決する根本的なところで
中国は「戸籍制度」改革という切り札を持っていると思います。
これをすれば、一挙に鬼城の人口を増やせるでしょう。
ただ、農村という堰を切るというところで
これは大変インパクトが大きいはずです。
こういった事情、10憶の人口を
なんだかんだのさじ加減で統制している・・・
率直にすごいと思います。
【2.米国?】
米国の景気が堅調で、なんだかんだで
トランプ大統領とうまく折り合えば
素直にそれに乗っかればいいし
トランプと折り合えない場合は
米国の孤立主義を尻目に、それを敵失として
世界における主導権を狙っていけばいい
というように、短期的なことはともかくとして
中長期でどっちに転んでも
うまく立ち回れる可能性が高いのが
中国だと思います。
【3.高配当?】
よく我田引水で統制がとれた国であるが故
日本から直接投資というのはリスクがあるわけです。
同国当局のさじ加減で、根こそぎ技術や資金を収奪されかねません。
中国へ進出した日本企業の少なからずが
痛い目にあっているという事実があります。
そこで、投資家としては
バンガードというメジャーETFをひっさげる米国法人が
さらに、高配当という、一般的に値下がりにディフェンシブと
位置づけられる手法でETFを開発しています。
もっと有望視されていい選択肢のように、私は思っているのです。
その意味で、いまの流動性は低すぎで
前提として、香港市場でETF全般に低調のように感じられ
ETFというのが定着していないのかもしれません。
そこは少し懸念ではあります。
【4.02805?】
必ずしも高配当を狙わず、アジア地域にパッシブに投資できる
バンガード・FTSE・アジア(除く日本)ETF
という銘柄もあり、こちらは信託報酬はさらに安いですが
高配当という値下がりへのディフェンシブ性がないのと
韓国への配分が17.5%になります。
もちろん、韓国で高配当銘柄が増加すれば
03085もその配分が増えるかもしれませんが
冒頭のべたように、私は現在のところ
韓国はネガティブだと思っているのでNGです。
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