2018年9月22日土曜日

1575_CHAMCCSI300JDR(中国A株ETF)


【中国A株にダイレクトにパッシブ投資できる】


私は、米国、米ドル一強の世界は

  • 中期的には米国の我田引水的な為替、通商誘導が嫌気され
  • 長期的には中国やインドが強国となり

世界の多極化が進むと考えていて
いまのうちから人民元建て資産を、長期成長が望める株式アセットで
厚めに持っておきたいと考えています。

それで、現状日本から、円→人民元建てで
直接的に中国株にパッシブなアクセスできる
数少ない貴重な選択肢が
1575_CHAMCCSI300JDR(中国A株ETF)
だと認識しています


【信託報酬、安いと思うのですが…?】


同ETFの信託報酬は税抜き0.7%と
ETFとしては高い分類に属すと思います。

ただ、中国のA株に直接的にパッシブ投資したいと考えたとき
例えば海外ETFは信託報酬だけ見れば安いですが

  • 証券会社への売買手数料支払い
  • 円→ドル→人民元→A株となる変換ルート

に照らすと、コストメリットありと思います。

国内ETFに目を転じると、中国をターゲットにしたものが
ほかにもいくつかあり、信託報酬も安いようですが
配当実績がなくて、それでいて、配当分が再投資され
基準価額に反映されている感じもしないのが大問題です。
単なる中国の株式指数(上海A株指数等)をなぞっているだけの感じがします。
こういう国内ETF、大嫌いです。

最後に国内投信を見渡しても
パッシブで信託報酬1%以下で、
純粋にA株に投じられるという商品はないと思います。

よってネット上には
新興国全般対象のETF、投信だとすごく信託報酬が低くて
そこには中国A株も含まれて、単一国投資よりリスク分散されるから
そのほうがいいという解説をしている記事も散見されますが、
「中国単一で、直接的に、パッシブ投資したい」
という言い方では、当ETFは十分安いと思います。
(もちろん、競合ETFや投信が出てきた際には
 信託報酬は落としていただきたいと思います)


【出来高、流動性の低さ(人気のなさ)が懸念】


同ETFの懸念は、出来高、流動性の低さで
その寂しさから

  • 思い立った時に、適正な価格(基準価額に著しく乖離しない価格で)売買できるのだだろうか?
  • 管理会社が中国籍のチャイナ・アセット・マネジメント(香港)・リミテッドという会社で、上場廃止(繰上償還)しそう。
  • 根本的に、個人投資家の皆さんは嫌中が多く、中国株は人気がない

とか、そんな感じがします


【勝手な改善案】


まず、私は中国A株に投資したくて
「中国 ETF」で検索したのですが、
当ETFはなかなか見つけられなかったです。
CHAMCCSI300JDR という名称がよくないと思います。
愛称をつけてそれを前面に推すなり、
アイディアのレベルで済むと思う部分に
すごく問題を感じます。これでは認知されません。

次に、チャイナ・アセット・マネジメント(香港)・リミテッド
は日本にJDR上場させたなら最低限でも
日本語化したwebページで情報開示すべきです。
あるのかもしれませんが、少なくとも私は発見できずにいます。

私はとりたたてスキルはありませんが
ここにこうしてブログを書くくらい積極的、好意的な顧客なわけです。
そういった人でも見つけられないページというのは問題だと思います。

それさえクリアすれば、
CHAMCCSI300の本籍地の純資産総額は
90億人民元≒1500憶円 もあるようだし
http://www.chinaamc.com.hk/en/products/etf/csi300/fund-details.html/?/HKen/CSI300/

JDRもなんだかんだで2013年から5年
上場廃止せずにけなげに頑張っているわけで
私のような投資家をもうちょっと惹きつけて
いいような気がするのです。


【中期見通し…中立】


さて、同ETFの値上がりについて
長期的には強気なのですが
中期的には米中の貿易摩擦でどこまで下押しする分からないので
中期見通しは中立とします。

チャイナ・アセット・マネジメント(香港)・リミテッド さん
には、こんなにも好意的な私の梯子を外さないように、
くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。

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