2017年9月9日土曜日

第33回:逆指値注文


米国動向や北朝鮮動向で
最近の相場は乱気流に突入の感があります。

それで、過去の急落とその回復は
過去のチャートを見ると「レ」の字型に見えます。
墜ちるときはほとんど急転直下です。
そして、疑心暗鬼のなかじりじりと
平均回帰していくのが、
ほとんど普遍的な傾向のように思います。


そうであるならば、急落の危機が強く予想されるとき
中期保有のつもりで持っている利がいっぱい乗っている銘柄
例えば1000株持っているならば、
もし本当に急落してしまったら
900株を思い切って一挙に利益確定。

その後、どこが底になるかわからないけれど
週次で100株づつ時間分散して買い戻すのが
賢いと考えています。


それで、この急落を感知して自動的に売りを発動できるのが
逆指値注文で、大手ネット証券はほぼほぼ対応しています。
「もし、ある値段を下回ったら、成行でとにかく売ってくれ!」
ということができるのです。

現在、私は乱気流相場であることを踏まえ、
いくつか逆指値注文を仕掛けています。
その際、「ある値段」をどこに置くかということですが
私はテクニカルはほとんどわからないので
私は例えば過去6カ月のローソクの下値を線でつなげて
「この線を守れなかったら真っ逆さまのような気がする」
というように、結構テキトーなところを基準にはしています。


ひどく具体的な例を挙げると
私は正栄食品を800円台で買ってホールドしております。
東証一部指定替えの追い風もあり現在5000円。
日経平均のPERが15倍を下回る中
乾物とはいえ在庫リスクビジネスである食品製造に
PER30倍というのは行き過ぎかなと思っていて

4500円を守れなかったら
いったんはファンダメンタル関係なく
真っ逆さまかなとか、そんな感じです。


しかし…
私は相当惚れ込んで個別銘柄は買っているので
どこかで「売り約定されたくない」という思いがあって
ついついその線より下で「ある値段」を仕掛けてしまうのです。
正栄食品は4200円くらいで仕掛けています。

そんな感じなのですが、
最近約定してしまった銘柄がいくつかあります。
ひどく切ないような、ホッとしたような
なかなか複雑な心境です。

そして、いまは惚れていたその銘柄を
早く買い戻したいという衝動に駆られるのです。
これをぐっとこらえ
極力感情を捨て、機械的に買い戻していく
セルフコントロールが試されています。

相場は欲望と恐怖のゲームといわれますが
愛情に未練まで加わってなかなか大変なのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。