2021年7月10日土曜日

202106_2021年中間レポート

受益者(当ブログ閲覧者)の皆様には、平素当ファンドへのご支援誠にありがとうございます。このレポートでは、当ファンドの全体的な概況についてご報告申し上げます。


0.ファンドの目的

  • 安定した配当収益の確保
  • 中長期的な値上り益の獲得
  • 魅力的な株主優待の獲得

1.2021年6月末時点概況

  • 配当等収益額 87,525 円 136.44 USドル
  • 元本保全性  185.3%(資産評価額/累計入金額)
  • 優待到着数  15件(申込書含む)

2.運用の経過


当ファンドは2012年から運用を開始しております。運用当初より数年間は米国QEによる世界的なリスクオン及び本邦におけるアベノミクスの順風を受け、概ね順調な成長を遂げてまいりました。ただ、当ファンドでは現代ポートフォリオ理論を参考に、突出して値上がりしたアセットと値下がり中のアセットを入れ替える運用を想定しておりましたが、QE環境下では先進国株式・債券、新興国株式・債券、その他リート等含め同方向で値動きするため、特に当ファンドならではの目を見張った成果はありませんでした。

このような状況がやや転換したのが2018年のチャイナショックでした。当該時期より当ファンドは粘り強く新興国株式に資金を振り向け、かつドルコスト平均法により粘り強く購入してまいりました。

2020年2月からのコロナショック暴落でも、新興国への配分を変更しない上で、ここへさらに追加資金を投入の上、新興国ブル3倍ETFにも投下しました。併せて、資金余力が許す範囲で、長年高すぎて手が出せなかった航空株、鉄道株他、株主優待株を大量に買い入れました。

2021年に入ってからは、コロナ暴落より米国株、新興国株が先行して大幅回復する一方、日本株は大幅に出遅れていると判断したため、前者を利益確定し、日本株のなかでももっとも出遅れが厳しい外食系の優待株などを買い漁っております。2倍超の含み益となった新興国ブル3倍ETFを中心に利益確定し、それを購入原資に充てております

直近6月につきましては、新たにSBIネオモバイル証券口座を開設の上、端株優待実績のある銘柄を幅広く購入いたしました。


3.今後の見通し


金融緩和引き締めにより、向こう数年は元本保全性の悪化可能性のほうが大きいと考えております。ただ、10年程度の運用で幅広い分散が効いており、また、基本的に各アセットを可能な限り安値圏で買い入れてまいりましたので、過去の暴落期の成績に照らしても100%を割ることはないと想定しております。

一方、各企業の業績は、コロナ緩和によって上向くことを想定しており、配当収益、優待受取とも、堅調に推移拡大するものと考えております。

今後とも引き続き当ファンドにご支援賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

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