2018年12月15日土曜日

5724_アサカ理研


0.背景

http://maddogdow.blog.jp/archives/61294285.html
という経緯があって、私は当社の株を100株握りしめています。
当然、株主総会の案内が毎年届きます。
いつも、「事業説明会」もやるので来てくださいという旨
書き添えてあるので、レアメタル戦略についての
踏み込んだ話をしているのだろうと期待し
いつか行こうと思っていました。

1.ついに今年行ってみた! が…

それで、ついに今年、副業を休んで、大枚をはたいて
郡山まで新幹線で行ってみましたが、とってもがっかりしました。

株主総会は招集通知記載事項がそのまま読まれるに過ぎず
質疑に対する応答も具体的定量的な説明に著しく欠ける。
結局、田舎の銀行とオーナーで過半の議決権があって
総会に実質的意味のないのは、どこの企業も同じかもしれませんが、

もっとも楽しみにしていた総会後の事業説明会というのも
webサイトのIRにアップされているノート資料を
20分かけて一方的に忠実に読み上げ、質疑受け付けもなく終わり。
http://www.asaka.co.jp/investor/irlibrary/files/44b6681998fa8bac214e5d72b44ef1607678ad9b.pdf
すごくがっかりしました。

2.具体性、定量性に乏しい質疑応答

「都市鉱山からの貴金属の効率的取り出し」
が当社の強みといっているが、利益率がとても低いと感じています。
その点について、なにがコストダウンの課題で
設備投資をしているようだが、どう良化が見通せるのかを尋ねましたが
具体性、定量性に欠く、まったく要領を得ない回答でした。

あと
他の株主さんが静かすぎて不思議だったのですが
皆さんもろもろすべてを分かったうえで
大人の対応をしていたということかも知れません。

3.一方通行の事業説明

レアメタル、レアアースは、中国が嫌がらせ的に輸出を抑制し不安視されたり、
でもすぐに代替素材が開発されたりとよくわからないので
例えば
・この元素はいまのところ代わりがなくて
・電気自動車で必須で
・当社の技術でこんなことを目指している…
とか、夢のある話を期待していたのですが

冒頭書いたように
それがwebサイトのIRにアップされているノート資料を
20分かけて一方的に忠実に読み上げたのみ
質疑受け付けもなく終わりでした。

4.投資判断

そもそも当社に、そういう期待をして投資するなという話だと思いますが、
まともに評価すると「中期弱気」です。
他の株主さんが静かすぎて不思議だったのですが
もしかしたら、みんなそんなことは分かり切っているから
大人の対応をされたということなのかもしれません。

FRBが利上げしているので、普通に考えれば
金市況にネガティブ、景気にもネガティブです。

当社自身の2019年度の業績予想も売上利益ともマイナスなのは
仕方ないとしても、中期的に各種施策によって
そこから飛躍するんだという部分で
具体的定量的な期待感が感じられません。

結局、当社への投資は、「一発材料期待」という
ことでしかない気がします。

追伸.

お土産のお饅頭は大変美味しかったです。

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