2017年11月11日土曜日

1577_NF野村日本株高配当70連動型


近頃は私が2年前に書いた中期見通しを振り返りつつ
この先の中期見通しを無責任に記載しております。

【1.結果概要】

2015年9月 当時の状況と予想
・同ETF価額 … ¥21600前後
・日経平均 … ¥18000前後
・当ファンド見通し予想 … 中立
当時のレポート
http://maddogdow.blog.jp/archives/42396272.html

 ↓

2017年10月 最近の状況
・同ETF価額 … ¥25500前後(15年9月比118%)
・日経平均 … ¥21500前後(15年9月比119%)


【2.自己評価…通知表D】

11月になってからですが
日経平均は1996年6月につけた
バブル崩壊後の高値(2万2,666円)を抜き、
25年10カ月ぶりの高値を更新しました。

私の2015年9月時点の見解を振り返ると
===
(中期見通し中立の)理由は、高齢化人口減による
消費規模の縮小にともなう、経済規模の縮小です。
供給はロボットで担えるかもしれませんが、消費は担えないと考えます。
外需という人がいるかもしれませんが、ただでさえ外需に振らされる経済です。

日本株について、将来価値の割引を織り込んで価格形成されるので
収益機会はあるという意見もありますが、
私は、むしろ日本株は割増に注意したほうがいいと思います。
株価とは共同幻想なので、
どこから割引でどこから割増でというのは神のみぞ知る。ですが
日本株が、歴史的にper 20倍で評価されてきたそうです。
肌感覚として、15倍でも実際は割増だが、共同幻想のラインかなと思います。
===
ということで
人口減という根本的大局不安から、
水準感としてPER15倍以下でうろうろ横ばいかなと思っておりましたが
ここへきて、水準感そのものが引きあがる勢いになっています。

相応の含み益となっていますが
予想としては、率直に「はずした」と認識しています。


【3.ここからの中期見通…弱気】

安倍総理は頑張っていると思いますが
人口減という根本状況に
具体的な脱却の兆しがないことがないことに
状況なんら当時と変化はないと思います。
現在、市場は楽観論に傾いていますが
世界景気が堅調なのに乗っているだけで
日本の未来が明るいとはまだ思えません。

米欧の中銀がアナウンスメント施策に失敗し
利上げピッチが「急」と判断されるような
局面が現出した場合、
 → 新興国資金流失、通貨安
 → 新興国景気減速
 → 連れて、日本株の大幅剥落
という予感を、まだ私は拭うことができません。

以上から、中期弱気見通しにて見解更新します。

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