ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
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2018年5月5日土曜日
【足踏み?】ROTI_ニッポン・インドサリ・コーピンド(PT Nippon Indosari Corpindo Tbk)
米食文化のインドネシアにあって
やはり本来は米食文化である日本の敷島パンと提携し、
インドネシアでパンを手掛ける先駆者が同社です。
http://maddogdow.blogspot.jp/2017/03/rotipt-nippon-indosari-corpindo-tbk.html
そんな同社の最近のIRを
http://www.sariroti.com/wp-content/uploads/2017/09/AR-SARI-ROTI-2017.pdf
拙い英語力で斜め読みしました。
私の一番の懸念は、粗利率でした。
インドネシアは小麦がないので
同社は輸入に頼ることになります。
ルピア安だと仕入コストがあがるので
粗利益率が悪化しているのではと思いましたが
それはそうでもなさそうです(P3)
ちょっと心配に感じたのは
2017年は前年2016年で売上が微減しています(P3)
その要因はよくわかりませんが
パン食自体は緩やかに普及しつつある状況は不変であると思うので
競合が参入しつつあるのかもしれません。
(P39)によると、売上構成比は小さいものの
ケーキの売上が伸長しつつあるようです
http://www.sariroti.com/en/cakes/#cakes
をみると"dorayaki"なんてのもあって
微笑ましさと親しみを感じます。
この類のものの売上が伸長しているあたりは
同国の生活レベルが確実に上昇しつつある気がします。
そういった動向を踏まえ見解としては
米国金利上昇を受け
ひきつづき同社の粗利率は圧迫される可能性がありますが
同社は、同国最大の製パン会社ということで
一定程度の企業体力があります。
競合が激しくなっているとすれば、
ルピア安はそれらの競合会社のほうに
より深刻なダメージとなろうかとおもいます。
以上から、中期(3年程度)では、
多分に期待を込めてではありますが
私は強気見通しにて期待をしております。
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