ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
サイトマップ&昔の想い出
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2018年1月31日水曜日
1559_NFタイ株式SET50
1559_NFタイ株式SET50
について、私の
・過去の投資判断の精度
・今後の投資判断
を記述します。
【1.結果概要…予想当否D】
2016年12月 当時の状況と予想
・同ETF価額 … ¥2800前後
・当ファンド見通し予想 … 中立
当時のレポート
http://maddogdow.blog.jp/archives/54077920.html
↓
2018年1月 最近の状況
・同ETF価額 … ¥3600前後(増加率28%)
・中立評価についての結果認識 ⇒ D
【2.今後の中期見解…弱気】
現在は
・米国経済堅調、
・中国もさまざま懸念されつつ何気に堅調
・特に米国の経済、それを裏付けとしての
米国投資家のリスクオン
にて世界的に株高と思います。
そんななか、タイ国SET指数は過去最高値であるそうです。
それで、米国経済や株高に不安が顕在化したとき
もちろん米国株も大幅調整するでしょうが
それ以上に新興国株で騰がりすぎなものがものが
もっと調整すると思います。
タイは先代プミポン国王崩御、その後継者である
ワチラロンコンさんの長年の素行不良から
国王即位後の混乱が懸念されていましたが
現状は世界経済が堅調なので
製造業、輸出依存型の同国の景気は概ねよくて
よって政情不安が顕在化しないのだと思います。
市場が
・米国経済に陰りを感じたとき
・FRB利上げがすすんで市場がひるんだとき
騰がりすぎているタイ国が大幅な調整に見舞われたとき
ここから、あることないこと含め
ワチラロンコンさん不安が顕在化して
というシナリオが私の脳裏をよぎります。
2018年1月20日土曜日
第39回:お年玉(外貨建て)
祖父母や両親からのお年玉はいただけなくなって久しいですが…
年末年始は国内外のETF分配金の受取が例年集中するので
世界中からお年玉をもらっている感じがして
毎年楽しみなのです。
ABEV_AMBEV SA ADR
EWZ_ISHARES BRAZIL
VNM_VV VIETNAM
EMLC_VV JP EM LC BOND
ILF_ISHARES LATIN 40
DEM_WT EMG HIGH DIV
GULF_WM MID EAST DVD
IEF_ISHARES 7-10YR
ILF_ISHARES LATIN 40
IXP_ISHARES TELECOM
JXI_ISHARES UTILITY
PFF_ISHARES US PREF
VIG_VNG DIV APR
ZMLP_DRX ZACKS MLP HI
ERUS_ISHARES RUSSIA
EWW_ISHARES MEXICO
EWZ_ISHARES BRAZIL
IYR_ISHARES REAL EST
AFK_VV AFRICA
BRF_VV BRAZIL S-CAP
IDX_VV INDONESIA
VNM_VV VIETNAM
VT_VA WORLD STOCK
AFK_VV AFRICA
VGK_VA FTSE EUROPE
151_ワンワン.チヤイナ
UNVR_UNILEVER INDONES
1363_IS米国債7-10年ET
DCCn_DYNASTY CERAMIC
1343_REIT-ETF
1555_上場豪州リート
1566_上場新興国債券
EMLC_VV JP EM LC BOND
IEF_ISHARES 7-10YR
PFF_ISHARES US PREF
今年は以上の皆様からお年玉をいただきました。
子供の頃の親戚の人数よりたくさんくれる人が
いる感じがする点は、素直に嬉しいです。
それぞれからのお年玉の額は内緒ですが、
毎月の月次レポートをご覧いただくと
総額規模は概ねお察ししただけるのではないかと思います。
それで、現状はいただいたお年玉は
真面目に貯金ならぬ再投資をしていますが
真面目に貯金ならぬ再投資をしていますが
ゆくゆくはこれを足しにて
ハワイ旅行なんかもよろしいなと思っております。
なお、上記以外にも国内個別企業からの
振り込みがありましたが
国内の保有銘柄を一覧で出すのは行き過ぎなポジショントークな感じがしますので
このレポートでは控えておこうかなと思います。
なにはともあれ、来年はもっとお振込みいただけるよう
とても期待しつつ、頑張ろうと思います。
2018年1月17日水曜日
コラム:つみたてNISA
私は、少なくとも今年はつみたてNISAは手掛けません。
今年、従来のNISAをやりきって
http://maddogdow.blogspot.jp/2017/12/37nisa.html
来年初頭に、どうできるのか状況を踏まえて取り組みます。
そういう状況ですが
もし私が今年からつみたてNISAを始めるとしたら
どうするかを頭の体操を兼ねて書いておきます。
【1.前提把握】
つみたてNISAの基本的な考え方は
・金融庁が公認した投資信託商品を
・年間40万円、毎月一定額(40万÷12で、月3万3千円)を
定期的に買い付け
・それを20年間続けると購入金額は800万円であるが
20年の長期インデックス投資では複利効果が積み上がり
含み益になっている可能性が極めて高く
・仮に1000万円になっていて、これを換金すると
本来は200万円の約20%、40万円が税引きされるが
これを非課税にします。
という制度というように私は理解しています。
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/guide/index.html
それで、金融庁が公認した
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html
つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別)
を眺めると、概ね
・株式型
・バランス型(株式+債券)
の低コストインデックス投信が中心となっています。
【2.バランス型についての認識】
教科書的でごく単純化した図式ですが
A.景気が良いときは株価が大きくあがり、
債券は比較的緩やかに下がる
→ バランスファンドは債券が少しだけ
足を引っ張るが、値上がりが期待できる
B.景気が悪いときは株価が大きくさがる、
債券は比較的緩やかに上がる
→ バランスファンドも値下がりするが、
債券の値上がりで和まされる
⇒基本、株式は毎年配当を、債券も利息をくれる
→ ずっと握っていれば複利で膨らむ
例えば100万の複利10%なら11万円が利息
500万の複利10%なら55万円が利息
よって、資産規模が大きくなっていればいるほど有利
http://money-bu-jpx.com/news/infographic/article000379/
となります。
それで今日2018年1月の市場環境は
AorBどちらなのかといえば、多くの人の意見はAで一致するでしょう。
でも、
Aの真っただ中なのか(A‐1)、もうそろそろ天井なのかは(A‐2)
意見が分けれると思います。
【3.私がもし今日から手掛けるなら】
私はいまの相場はA-2だと思っています。
この時期に株式に張り込んで暴落した場合のダメージは凄まじく
バランス型でも、そのダメージは深いと思います。
よって、今日からエントリーするなら、
三井住友・DC年金バランス50(標準型)
がいいと思っています。
一方で、もし数年後、Bの時期から開始できるとすれば
いちばんおいしいパターンですが
三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)
がいいように思います。
そして、いずれでエントリーしても
一度エントリーした以上は複利を最大化するため、
他の銘柄と並存リバランスもせず一点集中
一切売らずにひたすらブタ積み
15年後くらいから利益確定を図るだろう
というのが、戦略となります。
なお類似のDCニッセイワールドセレクトファンドと
三井住友を比べると、後者のほうが信託財産留保額(≒売却時手数料)
がないようですのでいいと思います
仮に1000万になっていたとしたら、それを換金する際
信託財産留保額0.3%だとすれば3万円もマイナスです。
以上、頭の体操と言いつつ、非常に硬直的な方針ですが
20年という時間軸で、損をしないことを最優先とすると
私には、これしかないように思われます。
2018年1月13日土曜日
第38回:新興国と洗剤とスマホ
前回記事の2017年次報告書にて
私のポートフォリオは新興国比率が刺激的に高いと書きました。
ただ、その中身として、特に個別銘柄の選好については
強い信念があります。
選好のポイントは、
・人口が増えている新興国で
・民族・宗教関係なく生活水準向上に伴い、
概ね普遍的な普及が想定されるもので
・ストックビジネスに近いビジネスを買う
です。
同じことを別の言い方で書くと
・日本において終戦後、高度経済成長をしたときに
・劇的に成長した分野について
・ほぼ確実にトレース(同じ道を辿る)であろうジャンルと企業を買う
となります。
その答えとして、ひとつは洗剤と思っています。
例えば洗濯機は、普及しはじめて一度買うわけです。
数年、買い替え需要はないです。
そして、次に買う頃は、きっと多くの
内外メーカが参入して価格競争になっています。
新興国で洗濯機を扱う企業に魅力はゼロではないですが
それはフロービジネス(売り切りビジネス)であって
数年で競争が激しい分野になります。
一方で洗濯機がどのメーカになろうとも使われるのが洗剤です。
そして、多少不景気になろうとも
一度生活に洗濯機+洗剤が定着してしまうと
もはやタライに戻ることはできないでしょう。
これは、国、民族、宗教に関係なく抗えない需要と思います。
ただ、洗剤はある意味で誰でも作れます。
そして、企業であれば一定水準のものは誰でも作れるでしょう。
差別化は困難なわけです。
なので、ここでもうひとつポイントになるのは、規模の経済性です。
現状にてシェアが大きければ大きいほど
安く生産でき、利益を出せて、
広告、販促費で競合他社を駆逐できるわけです。
よって、このロジックでいえば
→ 経済成長と人口増加が顕著な新興国の
→ 大手洗剤メーカを買えば
きっとうまくいくだろうというのが私の思惑です。
同様のロジックは、例えば歯ブラシや紙オムツなんかも言えるでしょう。
人は、不景気だからと言って、つまようじには戻れないし
布おしめを選ぶ人も少数派と思います。
ポジショントークとして、具体的に推奨銘柄をいっておくと
例えば
・中国の
上海家化聯合 (600315)
恒安国際集団 (01044)
・インドネシアの
ユニリーバ・インドネシア (UNVR)
等は、極めて有望だと思います.
逆に、新興国で手を出していけないのは
ハイテクジャンルだと思います。
ハイテク分野は、先進国と新興国での普及が同時に進行しています。
例えばインドネシア人は冷蔵庫は持っていないが
スマホはみんな持っているそうです。
https://nge.jp/2017/04/14/post-139370
ということは、この分野では日本の歴史的経過を
トレースすることはないし
というより、日本より先に行ってしまう可能性もあるし
そのときに、その市場での新興国内の
ゲームチェンジも予見することができない。
ということになります。
もちろん、新興国のハイテク株を買い
その企業がfacebookのような革新的なものを生み
それがグローバルを席巻するということになれば
満塁ホームランもあり得ますが
それば太平洋を泳ぐメダカに、
ダーツを投げてあてるような難しさに感じます。
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【関連記事】
数年前に似たようなことを書いておりました
http://maddogdow.blog.jp/archives/52749346.html?ref=popular_article&id=6719355-2735922
もしこの記事が面白ければ、リンク先とその周辺の記事も
ご参考になろうかと思います。
2018年1月10日水曜日
2017_年次報告書
2017年中の当ファンド運用成績をご報告申し上げます。
【1.元本保全性(元本成長率)】
2016年12月 152.0% → 2017年12月 177.8%(上昇率116%)
元本保全性は、集計時点の総資産評価額(円建て)を証券会社への純入金累計額(出金は相殺。売却益、配当等の再投資額は含まない。円建て)で割ることで算出しています。
以上の結果となりました。
絶対評価という意味では堅調ですが
相対評価を考えますと
日経平均よりは安定しながらも
ダウ平均には劣後という認識です。
2017年も
世界株へのインデックス投資のほうがよっぽどリスクがなく賢い
という当て馬になってしまった感じがします。
(ご参考:VT(世界株インデックスETF)の値段)
2016年12月 $61 → 2017年12月 74.30%(上昇率121%)
【2.配当等収益額(税抜、手取りベース)】
2017年獲得累計 ¥187,462
計算期間中に生じた、配当金、分配金、貸株金利受取等の税抜後の受取総額(円建て)となります。なお、期間中に発生した売却益は含まれません。
以上の結果となりました。
月間にならしますと¥15,500程度を獲得している計算になります。
サラリーマンのお小遣いの足しとしては
十二分な金額を獲得できるレベルに成長しました。
【3.2017年末時点の保有銘柄の概況】
昨年とほとんど変動ありません。
新興国株式比率が刺激的に高いです。
いないと思いますが真似はしないほうがいいです。
【4.2018年の運用方針】
配当等収益額約19万と追加入金を原資に
NISA最終年度を確実にクリアしたいと考えています。
投資対象につきましては、
素直にそんなことだから強気相場に乗り切れないと言われそうですが
→ ずっと右肩上がりすぎる米国株
→ 人口減少という根本課題の見通しがない日本株
は買う気になれません。
ここ1年はいいかもしれませんが、
3年後はマイナスに転じている可能性のほうが高いと思います。
NISAという時間軸で、私は買う気になれません。
新興国で中長期的に成長が期待できる
・ウィズダムツリー 新興国株クオリティ配当成長ファンド
を中心に買い増しようと考えています。
ただ8月くらいからはNISA枠で
ただ8月くらいからはNISA枠で
含み損となっている銘柄を総点検の上集中的にナンピンを進め、
当ファンドが目論むNISA活用戦略を
締めくくろうと考えております。
2018年1月6日土曜日
201712_月次レポート
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年が皆様、マーケット、そして私にとってよい年であるように
心から祈念して、年頭のあいさつに代えさせていただきます。
さて、昨年12月末時点の当ファンドの
運用状況をご報告申し上げます。
【概況】
元本保全性(元本成長率)
177.8%(前月比+5.3P)
当ブログにおける元本保全性は、月末時点の総資産評価額(円建て)を証券会社への純入金累計額(出金は相殺。売却益、配当等の再投資額は含まない。円建て)で割ることで算出しています。
配当等収益額(税抜、手取りベース)
16,272円
月中に生じた、配当金、分配金、貸株金利受取等の税抜後の受取総額(円建て)となります。なお、期間中に発生した売却益は含まれません。
--ご参考--
ドル円レート
前月末112.5円 → 今月末 112.68円
世界株式ETF(VT)
前月末73.58米ドル(円換算8,277.75円)
→ 今月末74.30米ドル(同8,372.12円)
日経平均
前月末22,079円 → 今月末22,765円
【月中の運用経過】
12月のマーケットはFRBの利上げを
想定内として織り込み、また米国トランプ政権の
法人税減税施策の前進が好感されました。
このような環境のもと
当ファンドの元本保全性は大きく上昇し
また年末は配当支払いの集中月ということから
配当等収益額も相応の獲得となりました。
【来月の運用方針】
目論見著 第37回:NISA戦略(最終年度)
http://maddogdow.blogspot.jp/2017/12/37nisa.html
記載の方針にて、7万円を投下目安に
NISAにて購入中のETF買い増しに充てます。