ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
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2018年3月28日水曜日
第43回:大局観
7桁100万円の位で、当ファンドの資産が溶けています。
嫁に言ったら、殴られそうです…
先月2月の米国金利上昇懸念に続き
今月3月は米国トランプ大統領の動向から
貿易戦争が懸念されています。
当ファンドは
・海外分散投資重視 → 円高が直撃
・新興国投資重視 → 貿易戦争懸念が直撃
です。
増減率の観点でいえば
単に昨年のトランプ相場で膨らんだ含み益が
一部溶けているにすぎないのですが
人間心理はえてして
前者の、目先の損失金額が怖くなって投げ売りを誘います。
こうしたときは
・株式投資の統計的なリスクリターンの再確認
・自身の大局観への立ち返り、再確信
が有効でしょう。
米国株については、
リーマンショックからQE発動し
9年間にも及ぶ上昇相場で
多分近いうちにゴルディロックス相場が終わったとき
水準感がどこで落ち着くのかさっぱり分かりません。
一方
新興国株式については、
・2011年の高値水準
↑↓
・2016年初頭の資源価格暴落で大底
と考えています。
以後、FRB利上げが続く中でも緩やかに上昇してきました。
現在、底値からかつての高値水準まで1/3程度回復しての
いまの暴落なので、逆に米国株なんかより
下値は限定的なような気さえします。
米国の閉鎖主義は、世界のパワーバランスから見れば
中国を利するでしょう。
私には、中国を核に
欧州、アセアン、中東、アフリカが結びつき
世界の多極化が進むように思われます。
そうした大局観が、この相場環境にあっても
私を新興国投資に向かわせています。
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