ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
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2018年3月3日土曜日
1399_上場高配当低ボラ
人口減という絶対的な状況が好転しない日本。
したがって、日本株のインデックス投資的なものには
普段はよっぽど触手が動きませんが…
当ETFは基本的に日本株の中の高配当銘柄を
安全性も加味して自動的によろしく運用してくれる上場投資信託です。
いまの時期は毎年おいしいと感じ、
さらに目先1年もいいような気がします。
【1.3月末配当取りを先取り】
日本は3月末決算、3月末に配当を受け取る権利が集中します。
それで例年3月の2週目くらいから
高配当銘柄には配当取りの買いが入ってくる感じがします。
当ETFも例年この時期は堅調な気がします。
よって2月末から3月月初に同ETFを仕込むことで
配当取りの先取りができているような気がします。
【2.最近の米国動向】
米国は、実体経済堅調を背景に利上げを進めようとしています。
日本は、本当は大規模緩和をソフトランディングし、
正常化に向かいたいものの物価上昇2%実現宣言の未達状況から
まだ相当期間低金利が維持されると思います。
それで、私の見立てとしては
・米国株は金利上昇圧力で上値が重くなると思います。
折に触れ仕掛け売り的な急落にも見舞われると思います。
日本株も一時的に急落する局面を想像します。
・金利差からドル高円安が進むでしょう
・米国実体経済堅調なことから、
日本企業の対米輸出など、堅調に推移するでしょう。
⇒輸出堅調+円安で日本株が一段高
というのを目先1年くらいのメーンシナリオかと思います。
同ETFに投資することで
その潮流を保守的に享受できると思います。
【3.バブル…ややトンデモ話も含み】
現在、本邦株式市場の売買シェア7割は外国人投資家のようです。
ということで、米国金利上昇の圧力を
一旦日本株はもろに喰らうと思います。
ただ、最近の日本の緩和的状況から
私の会社、私のような貧乏サラリーマンにも
投資話の勧誘電話がかかってきます。
このような潮流から、
「輸出堅調+円安で日本株が一段高」
という論調が支配的になってきて
個人投資家の売買シェアが上がり始め、
それが株価を押し上げる予感がするのです。
ただ、もしそれが現実になっているとすれば
それはバブルの兆候だと思います。
個人投資家の売買シェアが上昇し始めたら
売り抜けを考え始めたほうがいいと思います。
それで、同ETFのいいところは
この潮流になった場合も保守的に値上がりを享受できるし
バブル崩壊し売り抜けを失敗した場合も高配当が
価格をある程度は支えてくれる点です。
【4.リスクシナリオ】
地政学リスクにつきると思います。
北朝鮮の暴発はもちろん
東日本大震災規模の大地震、大津波などの可能性が
わが国にはつねにつきまといます。
しかし、これらが起こったら
投資元本以前に生命の心配をしたほうがいい気がします。
ということで1~3の可能性を享受できないという
「もたざるリスク」を回避する意味で、
同ETFを現在ホールド&少し買い増ししています。
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