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2018年2月21日水曜日

EWZ_iシェアーズ MSCI ブラジル ETF

トランプ大統領は、巨額の米国インフラ投資を宣言しています。
そして、先の米国株急落は
米国経済堅調による、米国長期金利上昇圧力であるならば
普通に考えればドル高になってレアル安になる理屈です。

それでインフラを整備するなら大量の鉄鉱石が必要です。
米国は鉄鉱石資源に比較的恵まれていますが
一時に大量に安くということだと、
ブラジルから少なからず買うでしょう。
日本が米国に工業製品を輸出するとき円安だと儲かるように
ブラジルが米国に鉄鉱石他資源を売る場合にはレアル安が有利です。

もっとも、EWZ_iシェアーズ MSCI ブラジル ETF
はドル建てなので為替のメリットは相殺してしまうかもしれませんが
実体として鉄鉱石輸出増レアル安はブラジル経済に
多大な恩恵をもたらすでしょう。
そして、中国も一帯一路の巨大な公共インフラ事業を進めています。
鉄鉱石の引き合いは他の資源に比べても当面強い感じがします。

一方でレアル安は同国輸入にデメリットですが
同国輸入品目を見ると
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/brazil/data.html
原材料及び中間材45.0%(化学・医薬品、鉱産物、輸送用機器付属品等)、
資本財20.8%(工業用機械、事務・科学用機器等)
自前で工業誘致など頑張れば
自給比率がいくらでも高めようがある品目となっています。


以上を踏まえると、ブラジルはいつも
・輸出体質
・政治不安、失業率(犯罪率)
・浪費体質(ラテンのノリ?!)
が不安視され
米国金利上昇で一時的にはもっとも一番資金引き上げの
ターゲットになりそうですが、その後
⇒レアル安
⇒資源価格復調
⇒政治情勢安定
が同時に進行したとすれば
凄まじいV字回復を期待させるポテンシャルを感じます。

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