ダウの負け犬戦略を、地域別には新興国を含むグローバルに、アセットクラスも株式に加え、債券、リート等を含め拡大解釈して適用したのが「ダウの狂犬」戦略の概要です。このブログでは、当戦略の内容と成果について公開しております(似非ファンドマネージャ 宇野 狂)
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2017年12月23日土曜日
8079 _正栄食品工業
前回のレポートで弱気見通しとしましたが
こんなタイミングで異物混入問題が起こって
水を差されるとは思っていませんでした。
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/80790/9a1fbd86/0a1d/4627/9901/5d3618a41cb0/140120171221440073.pdf
私は中期弱気を予想しておりますが、
「予想PER30倍は行き過ぎ」
ただ自ら持っている銘柄ですので
当然ながら率先して値下がりは期待しておりません。
それで、見解としては
もう少し状況を見ていたほうがいいと思います。
混入が虫や毒物ではなく
同社姿勢も全数回収的な感じで心象はいいですが
12月月初に消費者から「ゴムが混ぜってる」という
申し入れがあったようです。
ストロングホールドしている私としては、
食品メーカーへのこうした問い合わせは
率直にクレーマー的な嫌がらせもあろうと思います。
真実なのか事実関係の確認などもあるからと
ひいき目に見てしまいますが
重要なのは
→マスコミがさらに突っ込んで報道するのか?
例えば12月初頭の一報と21日発表のタイムラグについてとか。
→マスコミ報道がエスカレートした場合、
さらなる隠ぺいなど悪材料が事実としてでてくるか?
→またマスコミ対応に失敗すると事実でないことでも
喧伝されてしまう可能性がある。
ということです。
22日の値動きは大幅な下げのあと買いで反発となっておりますが
もう少し様子をみるのがいいと思います。
当面のバッドシナリオとしては
2013年のトリドール(丸亀製麺のカビ事件)が浮かびます。
直近の上昇を吐き出し、4,500円程度まで下押す
可能性を感じています。
一方でネット検索して来週あたりで新着ニュースに
同社名がなければ、前から触手が動いていた人にとっては
短期的にはいい買い場かもしれません。
ただ、もう一度書いておくと
私は中期的には弱気です。
同社は海外展開も頑張っていますが
そうはいっても内需食品株と思います。
人口減高齢化の本邦で菓子原料メーカの
PER30倍の株価水準は、ちょっと高すぎで
日本株全体への期待が剥落するようなことが起こったとき、
同社株は反動が大きいように思います。
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